Archive for 5月, 2026

最近、火事が多すぎる。これは偶然なのか?05.15.26

最近、火事が多すぎる。これは偶然なのか?

―― 異常な頻度で続く火災に、私が感じていること ――


ニュースを見るたびに

「また火事か」

と思うことが増えてきた。


山火事、神社の火事。

畜産農家の豚舎・鶏舎の火事。


2025年の春だけで、岩手・岡山・愛媛・熊本・宮崎・長崎と、立て続けに大規模な山林火災が起きた。

岩手県大船渡市では、火が消えるまでに41日かかり、市面積の1割にあたる約3,370ヘクタールが焼失した。


そして2026年に入っても、火災は止まらない。

福岡、愛媛、山口、富山、三重で、由緒ある木造の神社仏閣が炎に包まれる事態が続いている。

5月6日の深夜には、新潟市に300年以上の歴史を持つ古町愛宕神社が焼け、本殿と拝殿はほとんど原型をとどめないほどの被害を受けた。


正直に言う。

私は、これだけの頻度で続くと

「本当に全部、自然発火や不注意なのか?」

と思わずにはいられない。


もちろん、気候的な背景もある。

2025年の冬は全国的に降水量が少なく、乾燥と強風が重なり、火が広がりやすい状況が続いていた。

地球温暖化の影響で、冬場の相対湿度はここ100年で10%近く低下しているというデータもある。


気候の変化は、確かにある。

それは否定しない。


でも、それだけで説明がつくのだろうか。


神社やお寺が、次々と。

しかも、各地で。

しかも、深夜に。


海外のSNSでも、「これは文化的な破壊だ」「誰がやっているのかを突き止めるべきだ」という声が上がっている。

日本人よりも、海外の人の方が敏感に反応していることに、私は複雑な気持ちを覚える。


歴史ある建物が燃えると、何が失われるのか。

建物だけじゃない。

その場所に込められた、何百年という人々の祈りや記憶が消えてしまう。


子どもたちに伝えたい。

「当たり前にそこにあるもの」は、

当たり前ではないのだと。


文化財も。

自然の森も。

畜産農家の生き物たちも。


誰かの努力と、長い時間の積み重ねの上に、ようやく存在している。


原因の究明は、専門家や捜査機関の仕事だ。

私のような塾の先生には、その真相は分からない。


ただ、

「おかしい」と感じた時に

「おかしい」と言える人間でいたい。


そして子どもたちにも、そういう大人になってほしいと思っている。


情報を疑わず、かといって陰謀論にも流されず。

自分の目と感覚を持って、社会を見ていける人間に。

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子どもが学校に行けなくなったとき、親も追い詰められている。05.14.26

子どもが学校に行けなくなったとき、親も追い詰められている。

― 「不登校離職」という言葉を、知っていますか ―

子どもが学校に行けなくなったとき、

親はどれだけの荷物を抱えるのか。

想像したことがありますか?


① 「不登校離職」という現実

2026年4月、全国的な調査が始まりました。

テーマは「不登校離職」——

子どもが不登校になったことで、

保護者が仕事を辞めざるを得なくなる問題です。

調査が始まって3日で、

すでに200件を超える回答が集まった。

それだけ、声を上げたかった人が多かった。

子どもが不登校になると、

親は多くのことを一人で担います。

学校とのやりとり。

日中の見守り。

病院や支援機関への連絡。

きょうだいのフォロー。

仕事を続けながら、

それをこなすのは、簡単ではありません。


② 子どもも、親も、しんどい

私は長年、子どもたちを見てきました。

でも同時に、

保護者の方の顔も、ずっと見てきました。

「どうすればいいのかわからない」

「誰に相談すればいいのか」

「仕事も、家のことも、限界で」

そういう言葉を、何度も聞いてきました。

子どもがしんどいとき、

親もしんどい。

それは当たり前のことです。

でも、その「しんどさ」が

なかなか社会に見えてこなかった。


③ 「家庭の問題」にしなくていい

不登校は、家庭だけの問題ではありません。

地域の問題でもあります。

私が塾をやっているのも、

学力を上げるためだけではなく、

子どもたちの「居場所」を作りたいからです。

「学校に行けなくても、塾には来られる」

そういう子が、実際にいます。

「ここなら話せる」と言ってくれる子がいます。

塾ができることは、限られています。

でも、できることを続けたいと思っています。


最後に

もし今、しんどい思いをしている保護者の方がいたら、

一つだけ伝えさせてください。

「一人で抱えなくていい」。

完璧な答えがなくても、

誰かに話すだけで、少し楽になることがあります。

学校でも、塾でも、地域の相談窓口でも。

声を出すことを、怖がらないでほしい。

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「答えを知っている」より、「考える道筋」を持つ子に。05.13.26

「答えを知っている」より、「考える道筋」を持つ子に。

― 勉強の意味が、静かに変わっている ―

2025年から、大学入学共通テストに

「情報Ⅰ」という科目が加わりました。

プログラミングやデータ分析が

受験科目になった時代です。

でも私が注目しているのは、

科目が増えたことではありません。


① 「何を知っているか」から「どう考えるか」へ

今の教育が向かっているのは、

「答えを素早く出せる子」ではなく、

「なぜその答えになるかを説明できる子」です。

AIが答えを出してくれる時代だからこそ、

「自分の頭で筋道を立てる力」が

かえって重要になっています。

10になる計算式は何通りもある。

2+8でも、5+5でも、1+9でも正解。

でも「この場面では何が一番適しているか」を

判断するのは、人間の仕事です。


② 私が20年以上大切にしてきたこと

私が指導の中で、ずっと大切にしていることがあります。

答えを教える前に、

「どこで詰まってる?」と聞くこと。

「どうやって考えた?」と聞くこと。

間違えた子に「なんで間違えたの?」ではなく、

「どういうふうに考えたの?」と聞くこと。

その積み重ねが、

テストが変わっても、時代が変わっても

揺るがない力になります。


③ 家庭でできる、小さな習慣

難しいことは何もいりません。

宿題を見るとき、

「合ってる?」ではなく

「どうやって解いたの?」と聞いてみる。

テストが返ってきたとき、

「点数は何点?」ではなく

「どこで間違えたかわかる?」と聞いてみる。

その一言が、

子どもの「考える筋肉」を育てます。


最後に

点数が上がることは大切です。

でも私が本当に見ているのは、

「この子は自分で考えられるようになったか」です。

それは、一朝一夕には育ちません。

でも、必ず育ちます。

時間をかけて、一緒に育てていきましょう。

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2026年度 夏期講習のお知らせ05.12.26

 キミの「わからない」を置き去りにしない。

  歩実塾の夏期講習!

  

夏期講習開催についてお知らせいたします。

歩実塾では7月~8月いっぱい夏期講習を行います。(お盆休み・土日祝を除く)

お得な価格設定となっております!

さらに!
夏期講習からの入塾で、入塾金が無料になります!

ぜひご検討ください

注意事項

  日・月・祝日とお盆期間(8月13日~17日)は休塾とします。

夏期講習期間

  7月1日~8月29日
   (お盆休み8月13日~17日は休塾とします)

開塾時間

  日程により変更あり
   午前10時00分~午後21時20分
    (昼休憩12時~13時)

受講費

 ・1セット 40分授業×8コマ 15,000円(税込価格)

   ※授業の目安:中学生・高校生 1回80分授業

※詳しくは、お問い合わせください。

以上、よろしくお願いいたします☺

歩実塾 倉敷北畝校
塾長:瀧 俊雄

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「学校に行きたくない」と言われたとき。05.12.26

「学校に行きたくない」と言われたとき。

― 焦らなくていい。まず、聞いてみよう ―

GW明けのこの時期、

「なんか行きたくない」と言い出す子が

毎年、一定数います。

そのとき、保護者の方はどうしていますか?


① 不登校は、35万人を超えた

文部科学省の最新調査(令和6年度)によると、

小・中学校の不登校の子どもが

約35万4千人。

12年連続で増加し、過去最多です。

そのうち、専門的な相談や支援を

受けていない子が約13万6千人いる。

数字を見て、どう感じますか?

「うちの子には関係ない」と思えますか?

私は25年間、たくさんの子どもを見てきました。

不登校になる子は、

特別な子でも、弱い子でもありません。


② 「行き渋り」のサインを見逃さない

不登校になる前に、必ずサインがあります。

朝、起きるのが遅くなった。

お腹が痛いと言う日が増えた。

学校の話をしなくなった。

そういう小さな変化が、

GW明けのこの時期に出やすい。

楽しい連休が終わって、

また日常に戻るギャップ。

それは大人だって感じることです。

子どもはもっと敏感です。


③ まず「聞く」だけでいい

「学校に行きなさい」と言いたくなる気持ち、

わかります。

でも——

子どもが「行きたくない」と言えたとき、

それは信頼のサインでもあります。

言えない子が、一番しんどい。

まずは、聞いてみてください。

「どうしたの?」ではなく、

「最近、しんどいことある?」

正解を出そうとしなくていい。

ただ聞く。

それだけで、子どもの気持ちは少し軽くなります。


最後に

一人で抱え込まないでください。

学校の先生でも、塾でも、

「ちょっと気になることがある」と

話してもらえれば一緒に考えます。

子どものことで悩むのは、

それだけ真剣に向き合っている証拠です。

どうか、一人で抱えないでほしい。

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家庭のAIルール、決めていますか?05.09.26

家庭のAIルール、決めていますか?

― 「なんとなく使っている」が一番こわい ―

お子さんは、生成AIを使っていますか?

「使っているかもしれないけど、よくわからない」

そんな保護者の方が、今、とても多いです。


① 5割の家庭に「ルールがない」

2026年4月の調査で、驚く数字が出ました。

子どものAI利用について、

家庭内ルールが「ない」と答えた家庭が51.4%。

「明確なルールがある」のは、わずか5.3%。

不安を感じながらも、

ルール作りが追いついていない。

それが多くのご家庭のリアルです。

気持ちはよくわかります。

大人だって、AIのことを

全部わかっているわけじゃない。

ルールを作ろうにも、

何を決めればいいのかがわからない。


② 保護者が一番心配していること

同じ調査で、保護者が子どもに身につけてほしいスキルの1位は——

「AIの回答が正しいか、自分で確かめる力」でした。

これは大切な感覚だと思います。

AIは、間違えます。

自信満々に、でも堂々と、間違えます。

私も使っていて、何度か「あれ?」と思ったことがあります。

大人でも気づきにくい。

子どもならなおさらです。


③ まず「1つだけ」決めてみる

「完璧なルールを作ろう」とは思わなくていいです。

まず、1つだけ。

たとえばこんなことから始めてみてはどうでしょう。

「AIに聞いたら、答えを一度声に出して読む」

「宿題にAIを使ったら、お母さんに教える」

「使った後に『本当かな?』と1回考える」

ルールは、親子で決めるのが一番です。

「うちはどうする?」と話し合う時間が、

それ自体、子どもにとっての学びになります。


最後に

「AIを使うな」ではなく、

「どう使うかを一緒に考える」。

それが、今の時代の親の関わり方だと

私は思っています。

完璧じゃなくていい。

「うちはこうしよう」と話せる関係が、

一番の安心です。

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子どもがAIで調べる時代に、大人ができること。05.08.26

子どもがAIで調べる時代に、大人ができること。

― 変わっていくのは「調べ方」だけじゃない ―

最近、こんな場面はありませんか。

「これ、どういう意味?」

そう聞いてきたと思ったら、

次の瞬間にはスマホに向かって話しかけている。

「AIに聞いたら早いし」

それが今の子どもたちのリアルです。


① 3人に1人が「AIで調べる」時代

2026年4月の調査で、こんな数字が出ました。

小学生から中学生の3人に1人以上が、

調べ物の手段として生成AIを使ったことがある。

保護者の54.4%が、

「子どもの調べ方が変わった」と感じている。

変化の1位は「生成AIに質問することが増えた」。

2位はYouTube。

3位は——「家族に聞くことが減った」。

この3位が、私には一番気になりました。


② 塾長が25年間で見てきたこと

私が指導を始めた頃、

子どもたちはわからないことがあると

まず親に聞いた。

親が知らなければ、辞書を引いた。

辞書にも載っていなければ、先生に聞いた。

その「聞く」という行為の中に、

実はたくさんのことが詰まっていました。

「どう聞けば伝わるか」を考える力。

「聞いてもいいんだ」という安心感。

「誰かに頼る」という経験。

AIは便利です。

でも、AIに聞いても

「よく聞いてくれたね」とは言ってくれない。


③ 大人にできることは、一つだけ

AIを使うこと自体は、悪いことじゃありません。

これからの時代、上手に使える力は必要です。

ただ——

「AIが言ってたから正しい」

「調べたからわかった」

その一歩手前で、

子どもが自分の頭で考える瞬間を

大切にしてほしいのです。

「それって本当かな?」

「他にはどう書いてあるかな?」

そう問いかけてあげられる大人が、

そばにいるかどうか。

それが、AIの時代に一番大切なことだと

私は思っています。


最後に

「便利なものを使うな」とは言いません。

ただ、子どもが何かを調べようとしているとき、

たまには一緒に調べてみてください。

「それ、面白いね」

「こっちにはこう書いてあるよ」

そのやりとりの中に、

AIには絶対に作れない学びがあります。

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GW明け、どうでしたか?05.07.26

GW明け、どうでしたか?

連休、楽しめましたか?

子どもたちの顔を見るのが

毎年この時期の楽しみです。

「どこ行ったの?」と聞くと

みんないろんな話をしてくれる。

それがうれしくて。

◆ 5月は「魔の月」?

GW明けは、実はちょっと要注意な時期です。

楽しい休みのあと、

急に学校のペースに戻る。

体はついていけても

頭と気持ちが追いつかない。

そういう子が、毎年必ず出てきます。

「なんか勉強やる気でない」

「学校行くのしんどいな」

それ、サボりじゃないんです。

切り替えのタイムラグ。

誰にでも起きること。

「5月病」という言葉があるくらいですから。

◆ 私自身の経験から

正直に言うと、

私も子どもの頃、GW明けが苦手でした。

連休中はサッカーをして

外で遊び回って、

完全に「学校モード」を忘れていた。

だから月曜日の朝は

毎年どんよりしていました(笑)。

でも——

そんな私を変えてくれたのが、

一人の先生との出会いでした。

「最初の一歩だけ踏み出せばいい。

あとは勝手に体が動くから」

その言葉が、今でも残っています。

◆ 最初の一歩だけでいい

GW明けに子どもたちへ伝えたいのは、

一つだけです。

机に座るだけでいい。

教科書を開くだけでいい。

それだけで、十分スタートです。

「完璧にやろう」と思わなくていい。

5分でもいい。

1問だけでもいい。

動き始めると、

不思議と続くものです。

◆ 保護者の方へ

お子さんの様子が

少し気になるときは——

「勉強しなさい」より先に、

「連休、楽しかった?」と

聞いてあげてください。

話を聞いてもらえると、

子どもは安心します。

安心した子どもは、

自分から動き出せます。

それが、25年間で見てきた

子どもたちの姿です。

◆ 塾でも一緒に切り替えましょう

歩実塾では、

GW明けの授業はゆっくりスタートします。

いきなりガンガンやるのではなく、

まずはリズムを取り戻すことが先。

焦らなくて大丈夫。

一緒に、少しずつ進みましょう。

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ゴールデンウィークに思うこと。05.02.26

ゴールデンウィークに思うこと。

ゴールデンウィークですね。

子どもたちの顔が

少しだけ明るくなっているような気がします。

私は25年ほど

子どもたちと関わる仕事をしています。

学習塾の指導、サッカーのコーチ、地域の活動……。

その中で毎年、このGWという時期に

感じることがあります。

「休みって、どう過ごしたらいいんだろう?」

これ、子どもだけじゃなくて

大人も案外、迷いますよね。

◆ 休みは「充電」の時間

私が若い頃は、休みになると

とにかく動き回っていました。

友達と外へ出て、

サッカーをして、

気づいたら日が暮れている。

そういう日が、

今でも宝物のように残っています。

勉強のことなんて

一切考えていなかった(笑)。

でも、不思議なもので——

そうやってしっかり遊んだあとのほうが

頭がよく動く気がしていました。

体を動かして、友達と笑って、

美味しいものを食べて。

それが「充電」になっていたんでしょうね。

◆ 「全部やろう」は続かない

よく聞くのが、

GWに「勉強計画」を立てる話。

「毎日3時間勉強する!」

「テスト範囲を全部終わらせる!」

気持ちはよくわかります。

でも正直に言うと——

そういう計画ほど、

2日目には崩れていることが多い(苦笑)。

塾長として私が伝えたいのは、

遊ぶ日は思いっきり遊ぶ。

勉強する日は短くても集中してやる。

メリハリが一番大事です。

長い休みは、

「なんとなく過ごす」と一番もったいない。

「今日は遊ぶ日!」と決めたら

思いきり楽しんでください。

「今日はちょっと勉強しようかな」の日は

30分でいい。でも机に向かってみる。

それだけで十分です。

◆ 家族との時間を大切に

GWにしかできないことがあります。

家族でどこかへ出かけること。

一緒にご飯を食べること。

他愛もない話をすること。

そういう経験が、

子どもの心の土台になっていきます。

勉強より大事なことも

たくさんありますから。

◆ GW明けに会いましょう

塾の授業は連休明けからまた始まります。

「充電できたよ!」という顔で

来てくれるのを楽しみにしています。

疲れ果てた顔でもいい(笑)。

それはそれで、思いっきり楽しんだ証拠。

良いゴールデンウィークを。

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誕生日が過ぎた。05.01.26

誕生日が過ぎた。

また一つ、歳を重ねた。

子どもの頃は、あんなに楽しみだったのに。 なぜだろう。 大人になると、誕生日がうれしくない。


「先生、誕生日いつですか?」

塾の子どもたちに聞かれることがある。

答えると、 「わあ、もうすぐじゃないですか!」 と目をキラキラさせる。

その顔を見ながら、ふと思う。

——ああ、そうか。 誕生日というのは、 もともと、こういうものだったんだ。


子どもにとって誕生日は、 「自分の番」がやってくる日だ。

ケーキがある。 プレゼントがある。 みんなが自分を見てくれる。

年齢が上がることが、 シンプルに「すごいこと」だった。

6歳から7歳へ。 小学生になる。

10歳から11歳へ。 二桁の年齢になる。

そのひとつひとつに、意味があった。


大人はどうだろう。

年齢が増えることは、 「うれしいこと」より「気になること」になっていく。

体の変化。 時間の速さ。 やり残したこと。

気づけば誕生日を、 自分から誰にも言わなくなっている。


でも最近、思うことがある。

25年間、子どもたちのそばにいて、 サッカーを教え、勉強を見てきた。

その子たちが 毎年毎年、誕生日を迎えるたびに 少しずつ大きくなっていくのを見てきた。

それは、 どんなに地味に見えても、 確かな「歩み」だった。


自分の誕生日も、同じはずだ。

うれしくないのではなく、 「うれしい」と感じる余裕が、 忙しさの中に埋もれてしまっているだけかもしれない。

誕生日は、 お祝いする日であると同時に、

「ここまで歩いてきたね」 と、自分に声をかける日でもあると思う。


子どもたちが毎年、 あんなに誕生日を楽しみにしているのは、

歳をとることを、 まだ「成長」として感じているからだ。

大人になった私たちも、 本当は成長している。

形が変わっただけで。


また一つ、歳を重ねた。

それでいい。 それが、生きているということだから。

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