こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「計算問題はできるのに、文章題になると解けない」
「答えは合っているけれど、どうしてそうなるのか説明できない」
算数や数学について、そんな悩みを感じたことはありませんか?
算数・数学の成績を伸ばすためには、計算練習も大切です。
しかし、それだけでは十分とはいえません。
問題文から必要な情報を取り出し、
数量の関係を整理し、筋道を立てて答えを導く力も必要です。
このような力に深く関わるのが、論理的思考力です。
では、論理的思考力と算数・数学の成績には、どのような関係があるのでしょうか。
論理的思考力とは、筋道を立てて考える力
論理的思考力というと、
難しい理屈を考えたり、
特別に頭のよい子どもだけが持っていたりする力のように感じるかもしれません。
しかし、算数・数学で使う論理的思考力は、もっと身近なものです。
例えば、次のような考え方です。
・問題文に書かれていることと、まだわからないことを区別する
・わかっていることから、何が求められるか考える
・一つずつ順番に計算する
・答えが問題の条件に合っているか確かめる
つまり、思いつきだけで答えを出すのではなく、理由をつなげて結論にたどり着く力です。
この力は、算数だけでなく、
理科の実験、国語の文章読解、日常生活で何かを判断するときにも役立ちます。
ただし、論理的思考力が高ければ、
必ず算数の成績も高くなるという単純な関係ではありません。
計算の習熟度、語彙力、学習経験、問題への慣れなども関係します。
だからこそ、成績だけを見て「考える力がない」と判断しないことが大切です。
算数・数学の中で、考える力を育てる
だとすれば、論理的思考力は、「算数・数学の学習の中で」育てるのが現実的です。
ポイントは3つあります。
①答えより「なぜ」を言葉にする
正解したあとに、「どうしてそうなるの?」と聞きます。
式の意味を説明できると、手順の丸暗記から、理解に変わります。
②別の解き方を探す
つるかめ算を、表、図、「全部つるだったら」の3通りで解くように、
解き方が複数あると知ると、考えが広がります。
③間違いの原因を書く
「公式を忘れた」など、
原因を分けて書きます。
原因がわかると、次に何をすればいいかが見えます。
間違い直しは、論理的思考力を伸ばすチャンス
算数・数学の問題を間違えたとき、
正解を書き写すだけで終わっていないでしょうか。
間違い直しでは、答えを修正するだけでなく、
どこで考えがずれたのかを確かめることが大切です。
例えば、次の3つを考えてみます。
①何を求める問題だったのか
②自分は、どのように考えて式を立てたのか
③正しい考え方とは、どこが違っていたのか
この作業を通して、自分の考え方を振り返ることができます。
さらに、少し時間を置いて、もう一度何も見ずに解いてみます。
解説を読んだ直後にわかったつもりでも、自分の力で解けるとは限らないからです。
歩実塾が大切にしている「3周以上学習」も、
こうした振り返りと繰り返しを重視しています。
1回目は、どこがわからないのかを見つける。
2回目は、間違いを直して理解する。
3回目以降は、自分の力で解けるかを確かめる。
繰り返し学習は、単に同じ問題を何度も解くことではありません。
間違いの原因を理解し、
次に同じような問題に出会ったとき、
自分で考えられるようにするための学習です。
算数・数学の成績を伸ばすために、まず「考え方」を見てみよう
算数・数学の成績が伸び悩んでいるとき、計算練習を増やすことが必要な場合もあります。
一方で、問題文の意味がわかっていないのか、
数量の関係を整理できないのか、
計算の途中で間違えているのかによって、
必要な学習は変わります。
大切なのは、点数だけを見て判断するのではなく、
子どもがどのように考えているかを見てみることです。
「どうしてできないの?」ではなく、
「どこまではわかった?」
「ちゃんと考えなさい」ではなく、
「何がわかっているか、一緒に整理してみようか」
そんな声かけが、子どもが自分の考えを振り返るきっかけになるかもしれません。
論理的思考力は、一度の説明や一つの問題で完成するものではありません。
問題を読み、考え、間違いを直し、もう一度挑戦する。
その積み重ねの中で、少しずつ育っていく力です。
歩実塾では、子どもの「わからない」をそのままにせず、
どこでつまずいているのかを一緒に考えながら、
一つずつ理解を積み重ねていくことを大切にしています。
算数・数学の成績を伸ばすためにも、
まずは目の前の問題について、「答えが合っているか」だけでなく、
「どのように考えたか」にも目を向けてみませんか。