こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「うちの子、計算はできるはずなのに、なぜか答えが違う……」
小学生の算数で、保護者からよく聞く悩みの一つが「計算ミス」です。
簡単な問題なのに間違える。
テストになるとミスが増える。
家ではできていた問題を、本番では間違えてしまう。
そんなとき、「もっと計算練習をさせたほうがいいのかな?」
と考えてしまいます。
もちろん、計算練習は大切です。
でも、その前に家庭で見直したいことがあります。
それは、「どのように計算を書いているか」です。
計算ミスを減らすために、最初に取り組みたいのは、
速く解くことより、正確に書くことです。
①まずは「丁寧に書く」
計算ミスの中には、
「6」と「0」を見間違える。
「3」と「8」を書き間違える。
数字の位置がずれる。
「+」と「-」を見間違える。
答えを写し間違える。
といった、計算そのものとは別のところで起きるミスがあります。
だからこそ、まずは数字や式を丁寧に書く習慣をつけます。
特に低学年では、方眼ノートを使って、「1マスに1文字」を意識してみましょう。
数字を大きく、はっきり書く。
位をそろえる。
式と式の間を少し空ける。
たったこれだけでも、ノートが見やすくなります。
そして、見やすいノートは、自分の間違いにも気づきやすいノートです。
②2つ目は「途中式を書く」
計算が得意な子ほど、頭の中だけで計算してしまうことがあります。
簡単なうちは、それでも正解できるでしょう。
しかし、計算が複雑になってくると、
「どこまで計算したのか分からなくなった」
「途中で数字を間違えた」
ということが起こります。
そこで、
「暗算だけで済ませず、途中の計算を書こう」
と伝えます。
途中式を書いておけば、間違えたときに、
「最初の計算は合っている」
「ここで数字を写し間違えた」
「ここで引き算を間違えた」
というように、どこで間違えたのかを確認できます。
これは単に計算ミスを減らすだけではありません。
「自分はどこで間違いやすいのか」
を知ることにもつながります。
③3つ目は「見直し」を習慣にする
計算が終わったら、
「はい、次!」
ではありません。
最後に少しだけ時間を取って、見直します。
おすすめは、最初から難しいチェック方法を教えないこと。
まずは、この3つだけで十分です。
1. 数字を書き間違えていないか
2.+・-などの記号を見落としていないか
3.答えを写し間違えていないか
慣れてきたら、
「この答え、おかしくないかな?」
と、答えの大きさを考える習慣もつけていきます。
例えば、
「50+30なのに、答えが800になっている」
なら、計算を細かく見直す前に「何かおかしい」と気づけます。
④計算ミスをしたとき、叱らない
計算ミスをしたときは、「何でできないの!」と叱るのではなく、
「どこで間違ったのかな?」 と問いかけ、
お子さん自身に原因を探させるのが効果的です。
自分で原因に気づくことで、自律的な学びにつながります。
⑤短時間の集中練習を取り入れる
長時間の学習は脳が疲れてミスの原因になります。
タイマーを使って「10問を3分で」など、
短時間に区切って集中して解く習慣をつけましょう。
毎日10分程度の計算練習を続けるだけでも、計算力は着実に身につきます。
⑥「できた!」を積み重ねる
見直しの形跡があったら褒める、
途中式を書いていたら褒めるなど、
お子さんの努力を認める姿勢が大切です。
「できた!」という自信が、
算数や勉強全体への意欲につながっていきます。
歩実塾から:計算ミスは「才能」ではなく「改善できる習慣」
小学生の計算ミスを減らすために、
家庭で最初に始めたいのは、特別な教材ではありません。
「丁寧に書く」
「途中式を書く」
「見直しをする」
この3つの習慣です。
そして、間違えたときには、
「なぜ間違えた?」ではなく
「どこで間違えた?」と考える。
さらに、「次はどうしたら間違いにくい?」と考える。
これを繰り返していけば、
子ども自身が自分のミスを発見し、
修正できるようになっていきます。
計算ミスが多いからといって、「うちの子は算数が苦手」と決めつける必要はありません。
まずは、今日のノートを開いてみてください。
数字は丁寧に書けていますか?
途中式は残っていますか?
最後に見直しをしていますか?
小さな書き方の変化が、計算の正確さを変えていくことがあります。
歩実塾でも、問題を解くだけでなく、
「どう書けば、自分の間違いに気づけるか」
というノート指導を大切にしています。