「探せるノート」の作り方
ノートを見返そうとしたとき、
「これ、いつ習ったところだっけ?」
「教科書のどこのページだったかな?」
と困った経験はありませんか。
実は、日付と教科書のページをノートに書いておくだけで、
こうした「探す手間」がぐっと減ります。
今回は、この一見地味な習慣を、
無理なく身につけるための工夫を紹介します。
なぜ日付とページを書くといいのか
日付と教科書のページを書くことは、単なる作業ではありません。
ノートを「自分専用の参考書」に育てるための土台です。
日付が書いてあれば、
「いつ勉強した内容か」がすぐにわかり、
復習のときに目的のページを探しやすくなります。
教科書のページが書いてあれば、
ノートと教科書を照らし合わせたいときに、
該当箇所をすぐに見つけられます。
逆にこれらが抜けていると、
目的の内容にたどり着くまでに余計な時間がかかってしまいます。
授業のペースが上がり、
学習量も増えていく高学年になるほど、
この「探しやすさ」は大きな武器になります。
習慣にするための5つの工夫
①「最初に書く」と決めておく
日付・単元名・教科書のページは、
ノートを開いてまず最初に書く、
と順番を決めておきましょう。
「授業が始まったらまず書く」というルールにしておけば、
あとになって書き忘れることが少なくなります。
②ノートの上部に専用の枠を作る
ページの一番上に、
日付・単元・めあてを書くための枠を、
あらかじめ2〜3行分決めておくのがおすすめです。
上部に日付と単元、
中央に授業の内容、
右端や下部に疑問点やまとめ。
というように、書く場所の役割を固定してしまいましょう。
毎回レイアウトが変わると、
あとで見返すときに情報を探す手間が増えてしまいます。
形式を統一しておけば、
授業中に取ったメモが、
あとからそのまま使える教材になります。
③「見出し」をつける
教科書には、単元ごとに大見出しや小見出しがついています。
ノートにも同じように見出しをつけると、
何を学習しているのかがひと目でわかるようになります。
大見出しは少し大きめの字で、
小見出しは一文字分下げて書くなど、
見た目にメリハリをつける工夫も効果的です。
④「書き方のルール」として子どもに伝える
ノートの取り方の上手な例には、
共通して「書き方がルール化されている」という特徴があります。
日付・ページ・見出しの位置を決めておくことで、
ノート全体の体裁が整い、
時間が経ってから見返してもわかりやすいノートになります。
ただし、ルールを守ることだけが目的になってしまわないよう、
まずは取り組みやすいところから少しずつ試してみるとよいでしょう。
⑤「見直した日」も書き足す
授業で習った日の日付だけでなく、
あとから見直した日の日付も書き加えておきましょう。
いつ復習したかが記録として残っていれば、
自分の学習の履歴がひと目でわかり、次の復習計画を立てる際の目安にもなります。
教科別に見るポイント
日付とページを書く習慣は全教科共通の基本ですが、教科によって少しずつ工夫のポイントが異なります。
・国語:縦書きで、単元名・教科書のページ・問題番号を書く
・数学:単元名・ページ・問題番号を明記し、どの単元の内容か分かるようにする
・英語:単元名・ページ・問題番号を書く
・理科:単元名・ページ・問題番号を書き、単元ごとにまとめておく
・社会:暗記が中心の教科なので、重要語句は赤ペンで書き、赤シートで隠して復習できるようにする
歩実塾から:小さな習慣が、大きな検索性を生む
日付と教科書のページを書くという、
たった数秒でできる習慣が、
あとから見返すときの「探しやすさ」を大きく左右します。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、
「最初に書く」という順番と、
書く場所を固定するというルールさえ決めてしまえば、
自然と身についていきます。
今日の授業から、ぜひ試してみてください。