こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「どうすればいい?」
「どうしたらできるようになる?」
勉強でわからない問題に出会ったとき、
困ったことが起きたとき、
私たちは次にどうすればよいかを考えます。
このとき、役に立つのが想像力です。
まだ試していない方法を思い描く。
うまくいったときの様子を想像する。
失敗した場合に、別の方法を考える。
想像力は、物語や絵を思い浮かべるためだけのものではありません。
目の前の問題を解決し、これからの行動を考えるためにも使われています。
では、子どもたちが「どうすればできるようになる?」と考えられるようになるには、
どのような経験が必要なのでしょうか。
今回は、想像力の働きと、家庭や教室で育てるための6つの習慣を紹介します。
想像力が働きにくくなる5つの習慣
次のような習慣が重なると、想像する機会が減ると考えられます。
①「これはこうだ」という思い込みが強く、他の可能性に気づかない
②周りの人との関わりが少なく、別の価値観に触れない
③スマホや動画に長く時間を使い、自分で考える時間が減っている
④何でもすぐ検索して、自分で考えたり予想したりしない
⑤本を読まず、文章を想像で補う経験が少ない
責めるためのリストではありません。
気づいたところから、少し変えてみるための目安です。
たとえば、検索する前に「たぶんこうだろう」と一度予想してみる。
それだけでも、考える時間が生まれます。
想像力を鍛える6つの方法
①見方を広げる
・相手の目線で考える。「自分はこう思う」と感じたら、
「そう思わない人は、何を考えているだろう」とセットで考える
・自分と違う価値観の人と話す。
趣味のサークルや地域の集まり、資格の勉強の仲間など
・生活環境を変える。
旅行や引っ越しで、普段と違う文化や価値観に触れる
②考え方を鍛える
・仮説→検証を心がける。
予想を立てて、確かめ、外れたら直す。
この繰り返しが、想像力を伸ばします。
仮説は、立てるたびに自分の頭の中の世界を広げ、
外れても、それが次の想像の材料になります
材料を増やす
・小説やエッセイを読む。
映像も音声もない文章は、足りない部分を想像で補うことになります
・普段やらないことに挑戦する。
新しい価値観が増えるほど、想像の幅は広がります
子どもの想像力を育てる3つの関わり
大人の関わり方は、とても大切です。
「好き」を大切にする
夢中になれる時間を、十分に与えます。
好きな遊びや活動に家族や仲間と一緒に取り組むと、探求心と想像力がさらに育ちます。
日常で問いかける
「もし○○だったらどうなるかな?」
「なぜ○○だと思う?」。
ただし、子どもが答えられそうな範囲の問いにします。
答えようとする過程で、物事を多角的に見る習慣がつきます。
子どもの疑問を宝物にする
子どもが疑問を口にしたら、チャンスです。
答えをすぐ渡さず、子ども自身に考えてもらい、一緒に考えます。
どんな意見も受け止めて、安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。
歩実塾から:「もし○○だったら?」から始めてみよう
想像力は、特別な才能を持つ人だけのものではありません。
日常の会話、読書、遊び、そして勉強の中でも、
使う機会をつくることができます。
今回紹介した6つの習慣を、もう一度振り返ってみましょう。
①「もし○○だったら?」と考える。
②自分とは違う立場から考える。
③予想してから、確かめる。
④本を読み、書かれていない部分を想像する。
⑤好きなことに夢中になり、試行錯誤する。
⑥わからないときこそ「どうすればできる?」と考える。
すべてを一度に始める必要はありません。
まずは、今日の会話の中で一つだけ、
「もし○○だったら、どうなると思う?」と聞いてみてください。
そして、勉強で困ったときには、
「どうすればできるようになるかな?」と一緒に考えてみましょう。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
考えて、試して、確かめて、必要なら考え直す。
その小さな積み重ねが、
子どもたちの想像力と、
自分で問題を解決する力を育てていきます。
「どうすればいい?」を、「こうしてみよう!」に変える。
そんな経験を、家庭でも教室でも増やしていきたいですね。