こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「うちの子は勉強が続かなくて…」
中学生の保護者の方から、よく聞く悩みの一つです。
「今日は1時間勉強する」と決めても、三日坊主。
テスト前になると慌てて勉強する。
普段はなかなか机に向かわない。
そんな様子を見ていると、
「もっと本人のやる気があれば…」
と思ってしまうかもしれません。
でも、勉強が続かない原因は、意志が弱いからとは限りません。
そもそも、
「続けにくい勉強のやり方」になっている
可能性があります。
勉強習慣を作るときに大切なのは、最初から長時間勉強することではありません。
無理なく始められて、毎日続けられる形を作ること。
今回は、中学生が勉強を続けやすくするための3つのポイントを紹介します。
コツ1:短時間でも毎日続ける
最初に大切なのは、量より頻度です。
1日30分でも、毎日続ければ週に3時間半になります。
週末に3時間まとめてやるより、脳にとっては毎日触れるほうが有利です。
その理由は、学んだことを間隔をあけて繰り返すと記憶に残りやすいことが、
学習研究で広く確認されているためです。
これは「分散学習」と呼ばれます。
1回に長時間詰め込むより、
短い学習を何度も重ねるほうが定着しやすいのです。
始めるときは、
「机に向かうこと」自体を小さくするのがコツです。
最初は「英単語10個だけ」
「計算3問だけ」で構わないので、
やることを決めて、時間を固定します。
歯みがきの後や夕食の後など、
すでにある習慣にくっつけると続きやすくなります。
コツ2:英語と数学を優先する
毎日の時間が限られているなら、英語と数学を優先することをおすすめします。
この2教科は「積み上げ型」で、前の単元がわからないと次の単元が理解しにくいからです。
(これは研究結果ではなく、歩実塾の指導経験にもとづく考えです。)
基本的には教科書の例題を解いておくのと、
英単語と本文の意味を調べておくだけで大丈夫です。
土台が抜けたまま進むと、差が一気に開きます。
反対に、毎日少しずつ触れていれば、遅れを小さいうちに食い止められます。
暗記中心の教科は、テスト前の集中期間にまとめて対応しやすい面もあります。
コツ3:脳の仕組みを理解して対策する
勉強の効果は、脳の性質に合わせるほど上がります。押さえておきたいのは次の3点です。
・人は忘れる生き物
学んだ内容は時間とともに忘れていきます。
だから「一度やって終わり」にせず、翌日、数日後、1週間後と復習を重ねます。
歩実塾が「3周以上学習」を大切にしているのも、このためです。
・思い出す作業が記憶を強くする
教科書を眺めるだけより、
何も見ずに問題を解く、
口で説明するといった
「思い出す練習」のほうが記憶に残るとされています。
間違えた問題を直す「やり直しノート」も、この練習になります。
・睡眠が記憶を支える
睡眠中に、その日の学習内容が整理されると考えられています。
夜ふかしして勉強時間を延ばすより、
寝る時間を守るほうが結果的に得になることもあります。
なお、「21日続ければ習慣になる」という話をよく耳にしますが、
習慣化にかかる期間には個人差が大きく、一律の日数は決まっていません。
日数に振り回されず、
できなかった日があっても翌日に戻ればよい、と考えるほうが長続きします。
歩実塾から:「毎日勉強する子」は、最初から意志が強いわけではない
毎日勉強している子を見ると、
「うちの子とは違う」と思ってしまうかもしれません。
でも、毎日勉強する習慣も、最初から完成していたわけではありません。
5分から始める
英単語10個だけやる
計算3問だけ解く
昨日間違えた問題をもう一度やる
それを翌日も繰り返す
そして少しずつ勉強量を増やしていく
小さな行動を積み重ねることで、「勉強すること」が日常になっていきます。
歩実塾が大切にしているのも、単に「長時間勉強すること」ではありません。
「わからない」を置き去りにしないこと。
そして、
わからない問題を繰り返し学習し、自分で解けるようにすること。
そのために、ノート指導や3周以上学習を取り入れています。
「勉強が続かない」と悩んだときは、いきなり勉強時間を増やすのではなく、
「まず何を、いつ、どれくらいやるのか」
を小さく決めるところから始めてみてください。
勉強習慣は、一気に作るものではありません。
今日の5分、今日の10分を積み重ねることから始まります。