こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「何度言っても、子どもが片付けない…」
「机の上がいつも物だらけ」
「勉強を始めても、すぐ別のものに気を取られる」
そんな悩みはありませんか?
子ども部屋を片付けることは、単に部屋をきれいにするためだけではありません。
物の量や置き場所、机の位置、照明などを工夫することで、
勉強に集中しやすい環境をつくることができます。
大切なのは、「きれいな部屋」を目指すことではありません。
「今やることに集中しやすい部屋」をつくること。
今回は、子どもの集中力を考えた部屋づくりについて考えてみましょう。
①物が多いと、脳の「作業スペース」が圧迫される
私たちの脳には、情報を一時的に覚えながら考える
「ワーキングメモリー」という働きがあります。
物が散らかった部屋では、
「どこに何があるか」を無意識に探し続けることになり、
このワーキングメモリーが圧迫されて、
本来の学習や思考に使えるエネルギーが減ってしまいます。
逆に、すべての物に「使う場所の近く」という定位置を決めておくだけで、
探すための負担がなくなり、
脳を次の行動に使いやすくなります。
おもちゃや絵本は、使用頻度に応じて出しておく量を絞り、
細かく分けすぎずカラーボックスなどでざっくり収納すると、
片付けの手間が減って習慣が長続きしやすくなります。
さらに、遊んだら片付けるという切り替えそのものが、
「今やること」と「次にやること」を頭の中で整理する練習になり、
セルフコントロールの力を育てることにもつながります。
②空間に「意味」を持たせると、行動が切り替わる
脳は場所を「意味」で理解する性質があります。
「ここは考える場所」
「ここは休む場所」
と空間がはっきり区別されているだけで、気持ちの切り替えが楽になります。
勉強机がベッドと一体化していると、
脳はそこを休む場所と誤認しやすくなるため、
机は独立した「考える場所」として区別しておくことが大切です。
背筋が伸びる椅子や十分な明るさも、
脳に「今は集中する時間だ」という合図を送る役割を果たします。
③光の色を、時間帯で使い分ける
照明の色は、集中力とリラックスの切り替えにも影響します。
青みがかった昼光色の光は脳を覚醒させ集中力を高めやすく、
暖かみのある電球色はリラックスに向いています。
勉強するときは明るめの白い光、
就寝前は暖色系の光に切り替えるなど、
調光・調色機能のある照明を時間帯に合わせて使い分けると、
生活のメリハリをサポートしやすくなります。
④テレビ・ゲーム・スマホは、別の部屋へ
テレビやゲーム、スマートフォンといった強い刺激を持つ機器は、
できれば子ども部屋から離しておくのが理想です。
通知や画面のちらつきといった気が散る要因を物理的に遠ざけることで、
学習や読書への集中力が保ちやすくなります。
あわせて、就寝前のスクリーンタイムが減ることで、
睡眠の質を守ることにもつながります。
歩実塾から:集中できない子を責める前に、集中しやすい環境をつくる
これは家庭でできる、とても身近な工夫です。
子ども部屋の片付けは、「親がきれいにするため」のものではありません。
子どもが、自分で勉強を始め、自分で切り替えやすくするための環境づくり。
まずは今日、
「勉強するときに、一番気が散る物は何かな?」
と子どもと一緒に探してみてください。
それを一つだけ、机から遠ざける。
そんな小さな環境づくりから始めてみましょう。
「勉強しなさい」と言うだけではなく、勉強しやすい環境をつくる。
それも、子どもの「わからない」を置き去りにしないための大切な一歩です。
キミの「わからない」をおきざりりしない。
歩実塾では、「勉強ができない」という結果だけを見るのではなく、
どこでつまずいているのかを分解して考えることを大切にしています。