■ 『キングダム』を観てきました
先日、映画館に足を運びました。
観たのは『キングダム』です。
中国の古代を舞台にした、
歴史・戦争映画です。
多くの国が入り乱れ、
争い合う。
そんな時代の物語です。
■ 「本当にこんな戦い方、あるのかな?」
正直に言うと、
観ながら気になってしまったことがあります。
馬に乗ったまま、
次々と敵を斬っていく場面。
「あんなに堂々と馬に乗っていて、
狙われないものなのか?」
そんなことばかり、
頭に浮かんでしまいました。
もちろん映画ですから、
迫力や見せ場が大事なのはわかっています。
それでも、演出だとわかった瞬間から、
少し冷静な自分が顔を出してしまう。
これは、職業病なのかもしれません。
■ もし、自分がその場にいたら
映画を観ながら、
ふと想像してしまいました。
もし自分が、あの時代に、
あの戦場に、本当に立たされたら。
きっと、まともに戦うことすら
できないだろうな、と。
剣を振るう技術も、覚悟も、体力も、
私にはありません。
画面の中の英雄たちを見ながら、
「これはあくまで物語の中の強さなんだ」と、
あらためて実感しました。
■ 力が強い者が勝つ時代
『キングダム』の時代は、
力の強い者、兵の多い者が勝つ時代でした。
個人の武力や、国の軍事力が
そのまま、生き延びるための条件になっていた。
物語としては、とても熱く、面白いのですが、
それが「現実の理屈」だったと思うと、
複雑な気持ちにもなります。
■ これからの世界は、どうなればいいのだろう
映画を観終えて、考えました。
これからの世界は、
どんな世界になればいいのだろう、と。
争うことが好きな国、
力で物事を決めたい国も、
残念ながら存在します。
それでも私は、
一人ひとりが持っている力を、
争いのためではなく、
それぞれの得意なことのために
発揮できる。
そんな世界に、
少しずつでも近づいていってほしいと
思っています。
■ 塾長として、思うこと
塾で子どもたちを見ていると、
みんな違う力を持っています。
計算が速い子。
文章を読み解くのが得意な子。
人の話をじっくり聞ける子。
誰かを笑わせるのが上手な子。
その一つひとつが、
本来「戦うための力」ではなく、
「誰かの役に立つための力」だと、
私は思っています。
『キングダム』のような時代を、
面白い物語として楽しみながらも、
現実の世界では、
力を「争うため」ではなく
「支え合うため」に使える。
そんな大人に、
子どもたちが育っていってくれたら
嬉しいです。
キミの「わからない」を、置き去りにしない。
歩実塾 倉敷北畝校 塾長 瀧