こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「英語の長文を読むのに、時間がかかる」
「一文を何度も行ったり来たりして訳している」
中学生の英語の悩みで、よく聞く声です。
その原因の一つが、英文を日本語の語順に直しながら、後ろから読む癖かもしれません。
今回は、前から意味をつかむ練習法「スラッシュリーディング」を紹介します。
スラッシュリーディングって、なに?
この読み方に慣れておくと、あとで長文読解やリスニングにも役立ちます。
中学1年レベルでは、英語をしっかり直訳できることが大事です。
長文読解やリスニングが苦手で、中学2年生で基本5文型(SVOC)を習ったら、
スラッシュリーディングを始めてみましょう。
英文を意味のまとまりごとに「/」で区切り、
前から順番に意味をつかんでいく読み方です。
次の文で試してみましょう。
My brother plays soccer with his friends in the park every Saturday.
後ろから訳そうとすると、
「毎週土曜日に、公園で、友達と一緒に、私の兄は、サッカーをします」
のように、行ったり来たりします。そこで、区切ってみます。
My brother plays soccer / with his friends / in the park / every Saturday.
私の兄はサッカーをします/友達と一緒に/公園で/毎週土曜日。
日本語としては少し不自然ですが、英語の順番のまま意味が頭に入ってきます。
英語は、「だれが・どうする」が最初に来て、
あとから「いつ・どこで・だれと」が付け足されていく言葉だからです。
区切る場所は、この3つから
どこに「/」を入れるか迷ったら、まずは次の3つを意識しましょう。
① 前置詞(with, in, at, for など)の前
with his friends / in the park のように、
「だれと」「どこで」の前で区切ります。
② 接続詞(when, if, because, but など)の前
I was studying / when my mother came home.
私は勉強していました/お母さんが帰ってきたとき。
③ to+動詞の前(目的を表すとき)
He went to the library / to borrow a book.
彼は図書館に行きました/本を借りるために。
カンマ(,)のところも、区切りの目安です。
区切りすぎなくていい
「/」は、たくさん入れるほどいいわけではありません。
短い文や、スッと意味がわかる所は、区切らなくて大丈夫です。
・読みにくい文 → 細かく区切る
・スラスラ読める文 → 区切りを最小限に減らす
こう使い分けましょう。
上達すると、「/」を書かなくても、頭の中で区切りながら読めるようになってきます。
「直訳」でいい理由
スラッシュリーディングで大切なのは、自然な日本語にしなくていいことです。
前から順に「私の兄はサッカーをします/友達と一緒に」と、
ぎこちなく訳すことで、英語の語順が体になじんでいきます。
学校のテストの和訳では、自然な日本語が求められることもあります。
まずは、前から読んで意味をつかみ、そのあと、整える。
この2段階で考えるといいでしょう。
今日からできる練習
①教科書の1段落をコピーして、鉛筆で「/」を入れる
②区切りごとに、前から日本語で意味を言ってみる
③慣れたら、「/」を減らして、声に出して読む
④「どうしてここで切ったの?」と自分に聞いてみる(区切り方に正解は1つではありません)
英語を「後ろから訳す」読み方から、一歩進もう
英語の長文を読むとき、
最初から日本語として完璧な文章に直そうとすると、読む流れが止まりやすくなります。
まずは英語の語順のまま、意味のまとまりを一つずつ受け取ってみましょう。
スラッシュリーディングは、そのための入門練習です。
歩実塾では、わからないところをそのままにせず、
どこでつまずいているのかを確かめることを大切にしています。
英語の長文が苦手なら、いきなり速く読もうとしなくても大丈夫です。
短い英文から、意味のまとまりを見つけて前から読む練習を始めてみませんか。