こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
勉強中に、手が止まる。
「わからない」
「できない」
「どうしたらいいかわからない」。
わからないことは、悪いことではありません。
初めて見る問題や、習ったことを組み合わせないと解けない問題もあります。
大切なのは、そこで考えるのをやめてしまわないこと。
そのために、使ってほしい「問い」が3つあります。
①「できない」で終わると、次の一歩が見つからない
数学の文章題が解けなかったとき、
「自分には無理だ」「答えを教えてほしい」と思うのは自然です。
でも、ここで問いを変えてみます。
「何がわかれば、解けるだろう?」
問題文の意味?
式の立て方?
それとも計算の方法?
「できない」のままでは、何をすればいいかわかりません。
「どうすればできるか」と考えると、次の一手が見えてきます。
・教科書の例題を見直す
・似た問題を探す
・わかっていることを書き出す
・図を描く
・どこまでなら自分で解けるか確かめる
・先生に、わからない部分を質問する
最初から正解を見つけなくて大丈夫。
「できない」を問いに変えるだけで、向き合い方が変わります。
②できるようになった自分を想像してみよう
もう1つ、できるようになった場面を想像してみます。
たとえば、英語の並べ替え問題が苦手なら、こう考えます。
「主語と動詞を見つけられれば、解けるかも」
「疑問文の語順を復習すれば、できるかも」
「例文を練習すれば、並べ替えられるかも」
大切なのは、「できるようになりたい」と願うことではなく、
そのために何をするかを具体的に考えることです。
苦手な子は、何を試せばいいのか思いつかないことがあります。
だから、普段から
「どうしたらできるようになると思う?」
と考える練習をしておきたいのです。
③想像したことを、実際に試してみよう
想像しただけでは、できるようになったかはわかりません。実際に試します。
分数の計算を間違えたら、「通分を忘れているのかも」と考えて、
通分を復習し、もう一度同じ問題を解く。
解けたなら、方法が合っていたということ。
解けなくても失敗ではなく、「約分を忘れていた」と、次に考えることが見つかります。
困る → 想像する → 試す → 確かめる → もう一度考える。
この繰り返しで、自分に必要な勉強が少しずつ見えてきます。
予想が外れても、結果をもとに次を考えればいいのです。
④「頑張って考える」とは、ただ長く悩むことではない
「頑張って考えよう」と言われると、
答えが出るまで一人で悩み続けなければと思う子がいます。
でも、同じところで長く止まるだけでは、解決しないこともあります。
大切なのは、いろいろな方法を試すことです。
「もっと簡単な数字なら解けるかな」
「前に習ったことと似ていないかな」
それでもだめなら、先生にヒントをもらう。
質問も、自分で解決するための大事な方法の1つです。
ただ答えを聞くのではなく、
「何を復習すればいいか」を教えてもらえば、
次は自力で解ける可能性が高まります。
⑤大人がすぐに答えを教えないことにも意味がある
困っている子には、つい答えを教えたくなります。
でも、いつも先に教えると、「聞けばいい」と考えるようになるかもしれません。
そこで、答えの前に問いを1つ。
「どうすれば解けると思う?」
「前に習ったことで、使えそうなものは?」
「まず何から試してみようか?」
ただし、答えが出るまで待ち続ける必要はありません。
困っている様子なら、選択肢やヒントを出して、一緒に考えます。
そして、自分で方法を考えて試せたら、
正解かどうかとは別に、その過程を認めてあげてください。
⑥ノートに「次はどうする?」を残してみよう
考えたことは、ノートに残すと次に役立ちます。
間違えた問題の横に、4つのことを書きます。
・なぜ間違えたのか
・何がわかれば解けそうか
・次に何を試すか
・もう一度解いたら、できたか
短い言葉で十分です。
「公式を忘れた」
「図を描く」
「例題を復習」
「もう一度解く」
これを続けると、つまずきやすい場所と、効く方法が見えてきます。
歩実塾から:「できない」から、「どうすればできる?」へ
勉強をしていれば、わからない問題に出会います。
何度考えても解けないこともあれば、
思いついた方法がうまくいかないこともあります。
でも、そこで終わりにする必要はありません。
「どうすればいい?」
「どうしたらできるようになる?」
「何を試してみよう?」
そんな問いかけから、次の一歩を考えてみましょう。
そして、想像した方法を試し、結果を確かめ、必要なら別の方法を考えてみる。
その繰り返しが、自分で学ぶ力を育てていきます。
もちろん、いつも一人で解決できる必要はありません。
先生や家族に助けてもらいながら、
少しずつ自分で考えられる範囲を広げていけばよいのです。
歩実塾では、子どもの「わからない」を置き去りにせず、
どこでつまずいているのかを一緒に確認しながら、
理解できるところから学習を進めていきます。
目指しているのは、ただ答えを覚えることではありません。
わからないことに出会ったとき、
自分で考え、
方法を試し、
必要な助けを求めながら、
解決へと進めるようになることです。
「できない」で終わらず、「どうすればできるようになる?」と考えられる子へ。
小さな問いかけと、小さな成功体験を積み重ねながら、
自分で学ぶ力を育てていきましょう。