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AIでノーベル賞を取る人、AIを話し相手にする人

こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。

同じAIを使っていても、

そこから得られるものは人によって大きく違います。

ある人はAIを使って新しい発見や画期的なアイデアにたどり着こうとし、

ある人は日々の悩みごとの相談相手として使う。

どちらの使い方も間違いではありませんが、

この差はどこから生まれるのでしょうか。

AIに何かを尋ねたとき、返ってくる答えの深さは、

こちらが投げかける問いの深さに左右されます。

「これについて教えて」という漠然とした質問には、

当たり障りのない一般的な答えが返ってくることが多いものです。

一方で、

「なぜこうなるのか」

「これとあれの違いは何か」

「もし条件を変えたらどうなるか」

と踏み込んだ問いを投げかけると、

AIとのやり取りそのものが思考を深める道具になっていきます。

つまりAIは、使う人の考える力をそのまま映し出す鏡のような存在なのです。

AIが切り拓いた、科学の新しい地平

2024年のノーベル賞では、AIと深く関係する研究が大きな注目を集めました。

物理学賞は、機械学習の基礎となる研究を行った

ジョン・ホップフィールドとジェフリー・ヒントンに贈られました。

化学賞では、

タンパク質の構造をAIで予測する「アルファフォールド」を開発した

デミス・ハサビスとジョン・ジャンパー、

さらに計算によって新しいタンパク質を設計する研究を行った

デビッド・ベイカーが受賞しました。

ここで大切なのは、

「AIがノーベル賞を取った」のではないということです。

ノーベル賞を受賞したのは研究者です。

AIは、その研究者たちが新しい発見や問題解決を進めるための

重要な道具になっています。

つまり、

AIを使って、まだ誰も十分に分かっていない問題に挑戦する人

が登場しているのです。

見過ごせないリスクもある

一方で、ChatGPTやClaudeといったAIチャットボットと、

まるで長年の友人のように言葉を交わす人も世界中で増えており、

懸念も指摘されています。

AIとの継続的な対話が、

心理的な依存や強い愛着につながる可能性があり、

AIに恋愛感情に近い感情を抱く利用者がいることも報告されています。

また、もともと精神疾患の既往がない人が、

AIとの対話をきっかけに妄想的な思考を強めてしまう、

いわゆる「AI精神病」と呼ばれる現象も報告されています。

AIとの対話に慣れすぎることで現実の人間関係が希薄になったり、

複雑な感情を扱う力が育ちにくくなったりする可能性、

さらに長時間の対話が認知的な負荷を高める可能性も指摘されており、

これらは今後さらに検証が必要な領域です。

「道具」として使いこなす視点を

2024年のノーベル賞は、

AIが科学の最前線で革命的な成果を生み出す時代の到来を告げました。

同時に、AIを話し相手にする人々の増加は、

AIが人の心理的なニーズに応える新しい存在になりつつあることを示しています。

孤独な人や、社会的な疲れを抱える人にとって、

AIは本音を話せる数少ない相手になり得る一方、

ChatGPTのようなAIチャットボットとの長時間の会話は、

認知的過負荷を引き起こし、

個人の情報処理能力に影響を与える可能性が指摘されています。

AIを人間関係の代わりではなく、

あくまで補完する道具として上手に位置づけていく視点が、

これからますます重要になっていくでしょう。

勉強でも同じことが起きている

これは、勉強におけるAIの使い方にもそのまま当てはまります。

問題の答えをAIに教えてもらうだけで満足してしまうと、

その場はしのげても、自分で考える力は育ちません。

一方で、

「この解き方であってる?」

「なぜこの公式を使うの?」と、

自分の理解を確かめるための相棒としてAIを使う生徒は、

同じ道具からまったく違う成果を得ています。

答えを求める質問と、理解を深めるための質問。

この違いが、時間が経つほど大きな差になっていきます。

歩実塾から:AI時代に必要なのは「質問する力」

AIを上手に使いこなす人に共通しているのは、

そもそも良い問いを立てる力があるということです。

そしてこの力は、実は普段の勉強の中でこそ鍛えられます。

教科書を読んで「なぜこうなるのか」と考える、

問題を解いて「他のやり方はないか」と振り返る、

間違えた問題で「どこでつまずいたのか」を自分に問いかける。

こうした日々の積み重ねが、

AIに限らずどんな道具からも多くを引き出せる力の土台になっていきます。

AIをどう使うかを考える前に、

まずは自分の頭で問いを立てる練習を積んでおくことが、

これからの時代を生きるための確かな備えになるのではないでしょうか。

AIに答えをもらうだけではなく、

AIを使って、自分の「なぜ?」を一つ増やしてみる。

そんな使い方が、これからの勉強にはますます大切になっていくのだと思います。

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岡山県倉敷市北畝2-3-45

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