おすすめする5つの理由・3つのデメリット・効率化する7つのコツ
こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「赤シートを使って勉強しているけれど、本当に覚えられているのかな?」
「赤シートで隠して答えられるようになったのに、テストでは思い出せない……」
中学生の保護者の方から、そんな疑問を持たれることがあります。
こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
赤シートは、使い方を間違えなければ、暗記学習を効率よくする便利な道具です。
ただし、赤シートを使うだけで成績が上がるわけではありません。
大切なのは、「見て覚える」から「思い出す」勉強に変えることです。
今回は、赤シートをおすすめする理由、注意したいデメリット、そして中学生が効果的に使うためのコツをまとめます。
赤シートをおすすめする5つの理由
①「思い出す」練習ができる
暗記というと、教科書やノートを何度も読み直すことを考える人が多いでしょう。
しかし、「見れば分かる」と
「何も見ずに思い出せる」は別のものです。
赤シートで答えを隠して、「これは何だったかな?」と自分の頭から答えを取り出す。
この思い出す練習を繰り返すことが、暗記では重要です。
②短時間でも勉強しやすい
赤シートを使った暗記は、短い時間でも取り組めます。
たとえば、
- 朝学校へ行く前
- 学校の休み時間
- 塾へ行く前
- 寝る前
など、ちょっとした時間を使えます。
「30分勉強しよう」と考えると始めにくい子でも、
「10個だけ覚えよう」
なら始めやすくなります。
③覚えていないところが分かる
赤シートの大きなメリットは、
「自分が何を覚えていて、何を覚えていないのか」が分かることです。
答えられた問題は一度チェック。
答えられなかった問題は、もう一度覚える。
このように分けることで、全部を最初からやり直す必要がなくなります。
④繰り返し使える
一度覚えたと思っても、時間が経てば忘れてしまいます。
だからこそ、同じ内容を何度も確認することが大切です。
赤シートなら、
覚える → 隠す → 思い出す → 間違える → もう一度覚える
というサイクルを簡単に繰り返せます。
⑤暗記科目との相性がいい
特に使いやすいのが、
- 英単語
- 漢字
- 理科の用語
- 社会の重要語句
- 歴史上の人物
- 地理の用語
- 数学の公式や定理
などです。
ただし、赤シートだけで勉強を完結させないことも大切です。
暗記した知識を使って問題を解くところまで行って、初めて「使える知識」になります。
赤シート勉強法の3つのデメリットと対策
便利な赤シートですが、注意点もあります。
デメリット①「見れば分かる」で終わってしまう
赤シートを少しずつずらして答えを見る。
「ああ、これね」
と確認して終わる。
これでは十分な暗記練習になりません。
対策
答えを見る前に、必ず一度自分で答える。
声に出してもいいですし、頭の中で答えても構いません。
「分かった」ではなく、
「自分で答えられた」を目標にしましょう。
デメリット②赤シートで答えられても、テストでは書けない
例えば、
「鎌倉幕府を開いた人物は?」
と聞かれて、
「源頼朝!」
と答えられる。
ところがテストで漢字を書こうとすると、
「あれ?どう書くんだっけ?」
となることがあります。
対策
赤シートで答えられるようになったら、
最後は必ず「書く」練習をする。
特に、
- 漢字
- 英単語
- 人名
- 地名
- 年号
- 化学式
などは、実際に書いて確認しましょう。
デメリット③単純暗記になりやすい
「徳川家康=江戸幕府」
と覚えるだけでは、少し難しい問題になると対応できません。
大切なのは、
「何?」だけではなく「なぜ?」「どのように?」まで理解すること。
例えば歴史なら、
「徳川家康は誰?」
だけでなく、
「なぜ徳川家康は江戸幕府を開くことができたの?」
と考えてみます。
暗記と理解を組み合わせることで、知識がつながっていきます。
赤シートで暗記を効率化する7つのコツ
①最初から全部覚えようとしない
一度に50個、100個と覚えようとすると大変です。
まずは、
10個覚える → 確認する → 次の10個
くらいから始めてみましょう。
「これならできる」と思える量にすることが、継続のコツです。
②必ず「思い出してから」答えを見る
これが一番大切です。
問題を見る。
↓
答えを隠す。
↓
自分で考える。
↓
答える。
↓
答えを確認する。
この順番を守りましょう。
③間違えたものに印をつける
全部を何度も繰り返す必要はありません。
一度答えられたものより、
何度も間違えるものを重点的に復習する
ほうが効率的です。
「○」「△」「×」など、自分なりの印をつけておくと分かりやすくなります。
④翌日にもう一度確認する
「覚えた!」と思った直後は、まだ安心できません。
翌日、もう一度赤シートで確認してみましょう。
さらに数日後、1週間後にも確認します。
時間を空けて繰り返すことで、忘れにくくなります。
⑤声に出してみる
目で見るだけではなく、
「鎌倉幕府、源頼朝」
のように声に出して答えてみるのもおすすめです。
「分かっているつもり」だったものが、実際には答えられないことに気づくことがあります。
⑥覚えたら問題を解く
赤シートで覚えたところで終わりにしないこと。
その後に学校ワークなどの問題を解いてみましょう。
例えば、
英単語を覚える
↓
英文問題を解く
社会なら、
重要語句を覚える
↓
資料問題・記述問題を解く
という流れです。
暗記した知識を使って初めて、本当の意味で「使える知識」になります。
⑦「赤シート=万能」と考えない
赤シートはあくまで勉強道具の一つです。
数学の文章題を赤シートで覚えることはできません。
英語長文も、社会の資料問題も、赤シートだけでは対応できません。
教科や目的に合わせて、
読む・思い出す・書く・問題を解く・間違いを直す
という勉強を組み合わせましょう。
保護者の方へ
赤シートを使っているお子さんを見て、「そんな簡単な勉強で大丈夫?」と思うことがあるかもしれません。
でも、重要なのは赤シートを使っているかどうかではありません。
「答えを見るだけ」なのか、「自分で思い出している」のか。
ここには大きな違いがあります。
そして、覚えたつもりになっていないかを確認することも大切です。
「赤シートで何個答えられた?」と聞くより、
「昨日間違えたところ、今日は思い出せた?」と聞いてみるのもいいでしょう。
勉強の結果だけではなく、勉強のやり方に目を向けることで、お子さん自身も自分の学習方法を考えられるようになります。
赤シートは「暗記する道具」ではなく「思い出す道具」
赤シート勉強法のポイントをまとめると、
- 答えを見る前に思い出す
- 間違えたところを重点的に復習する
- 翌日、数日後にも確認する
- 必要なものは実際に書いて覚える
- 暗記した後は問題を解く
- 「なぜ?」まで理解する
です。
赤シートの本当の価値は、単に答えを隠せることではありません。
「自分は本当に覚えているのか?」を確認できることにあります。
「覚えたつもり」を減らし、
思い出せる → 書ける → 問題に使える
というところまで持っていく。
それが、赤シートを上手に使うポイントです。
勉強は、ただ長い時間机に向かえばいいわけではありません。
自分に合った道具を使って、効率よく学ぶこと。 赤シートも、そのための一つの便利な道具です。