「やる気がない」は当たり前。 でも、そのままでいいはずがない。
子どもが遊んでばかりいる。
勉強しようとしない。
友達も同じで、誰も勉強していない。
そんな状況を前に、親御さんはどうすればいいのか。
25年間、子どもたちと向き合ってきた私にも、正直に言えば「これが正解」という答えはありません。
でも、確かに言えることはある。
やる気は「待つ」ものじゃない
「やる気が出たら勉強する」という子どもを、私はほとんど見たことがありません。
やる気というのは、動き始めることで生まれる。
動く前から湧いてくるものじゃない。
だから声掛けの目的は、最初の一歩を踏み出させること。
それだけでいい。
効果がある声掛けの、たった三つの原則
責めない。比べない。小さくはじめる。
① 問いかける形にする
「勉強しなさい」より「今日、何から始める?」
命令ではなく問いかけることで、子どもは自分で考え始めます。
② 時間を短くする
「10分だけやってみよう」は、子どもの抵抗を減らす魔法の言葉です。
終わったら褒める。それだけで、次につながります。
③ 結果より行動を認める
「よく開いたね」
その一言が、次の一歩につながります。
正解できたかどうかより、開いたこと・書いたことを認める声掛けが大切です。
友達が遊んでいるから、自分もでいい?
周りの子が全員遊んでいるなら、その中で一人勉強することは、確かに難しい。
でも私は子どもたちに、こう話します。
「みんなが遊んでいる今、ひとつだけ進めておいたら、テスト前に一番楽になるのは誰だと思う?」
答えは言いません。
子ども自身に気づいてもらうことが大事だから。
それでも動かないとき
一度声をかけたからといって、すぐに動く子はそんなに多くない。
焦らなくていい。
声掛けは種まきです。
今日まいた言葉が、明日芽を出すこともある。
1週間後に「あの一言」が効いてくることもある。
だから続けること。
怒鳴ることより、静かに問いかけ続けること。
塾でも、同じことをしています
歩実塾では、最初から「さあ、問題を解きなさい」とは言いません。
まず話す。今日の気分を聞く。
そして「じゃあここだけ見てみよう」と、小さく始める。
それが積み重なって、子どもは自分でページを開くようになっていく。
声掛けは、愛情の形です。
正しい言葉より、諦めないで関わり続ける姿勢が、子どもの心に届く。
私はそう信じています。
ご相談はお気軽にどうぞ。
一緒に、お子さんの「最初の一歩」を考えましょう。