大切なのは「時間」より「何をしたか」
こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「うちの子、勉強時間が短すぎる気がします」
「小学生は何時間くらい勉強すればいいですか?」
「中学生になったら、毎日2時間くらい必要ですか?」
保護者の方から非常によくいただくご質問です。
テスト前や学年の変わり目になると、特に気になりますよね。
結論からお伝えすると、
「○時間やれば絶対に成績が上がる」という魔法の数字はありません。
成績を伸ばす上で真に重要なのは、
「何時間机に向かったか(時間)」ではなく
「何ができるようになったか(質)」です。
小学生の勉強時間はどれくらい?
小学生の場合、まず大切なのは「毎日勉強する習慣」をつくることです。
最近の調査では、小学4~6年生の学校以外での1日の学習時間は平均70.3分でした。
宿題34.2分、宿題以外の学習22.5分、学習塾13.6分という内訳です。
また、別の調査では、小学校低学年で約48分、高学年で約78分という平均も出ています。
したがって、一つの目安としては、
小学校低学年:30分~1時間程度
小学校高学年:1時間~1時間30分程度
と考えてよいでしょう。
もちろん、これは「最低でもこの時間やらなければいけない」という意味ではありません。
まだ学習習慣ができていない子なら、最初は10分でも構いません。
大切なのは、
「毎日机に向かう」→「少しずつ時間を伸ばす」
という順番です。
中学生は「学年×○分」だけでは足りない?
中学生になると、学習内容の難易度が上がり、
部活動との両立も求められるため、
勉強時間の確保がより重要になります。
中学生の理想的な勉強時間は、
平日で1日1時間〜2時間が目安とされています。
実際の調査では、
中学生の平日の平均勉強時間は約1時間27分という結果が出ており、
学年別に見ると中学1年生は約60分、
中学2年生は約1時間38分、
中学3年生は約1時間51分と、学年が進むにつれて増えていきます。
「勉強時間」より「勉強した内容」を見る
家庭で「今日は何時間勉強したの?」と聞くことは悪いことではありません。
しかし、それだけではなく、
「今日は何ができるようになった?」
と聞いてみてください。
例えば、
「英単語を20個覚えた」
「数学の間違えた問題を3問解き直した」
「社会の重要語句を何も見ずに書けるようになった」
「理科の実験の理由を説明できるようになった」
というように、
「勉強時間」から「できるようになったこと」へ視点を変える。
これが大切です。
1時間勉強するなら、こんな勉強をしてみよう
勉強時間を考える際に最も重要なのは、
時間の長さではなく、その内容と質です。
長い時間勉強していても、学習内容が身についていないと自分のためにはなりません。
特に中学生は、集中できる時間が約30分〜1時間前後といわれています。
勉強している途中で集中力が切れたり疲れたりすることも多いため、
だらだらと長時間続けるよりも、
集中力を保てる範囲で学習を区切ることが大切です。
例えば、中学生が1時間勉強するとします。
おすすめしたいのは、
① 20分 問題を解く
まずは自分の力で解きます。
分からない問題があっても、すぐに答えを見るのではなく、できるところまで考えます。
② 15分 丸つけ・間違い直し
間違えた問題を、そのままにしません。
「なぜ間違えたのか」を確認して、ノートに書き留めます。
③ 15分 もう一度解く
ここが重要です。
答えを見て「分かった」で終わらせず、自分の力でもう一度解いてみる。
④ 10分 何も見ずに思い出す
最後に、今日勉強したことを閉じた状態で思い出します。
「今日、何を覚えた?」
「数学では何がポイントだった?」
と自分に問いかけます。
これだけでも、単なる「1時間の勉強」とは大きく違います。
歩実塾から
平均時間はあくまで目安であり、
子どもの体力や集中力、
生活リズムに応じた「無理のない時間設定」こそが、
長続きさせるポイントです。
最も大切なのは時間の長さではなく、毎日続ける習慣と、集中力を保った質の高い学習です。
歩実塾では、「勉強ができない」という結果だけを見るのではなく、
どこでつまずいているのかを分解して考えることを大切にしています。
子どものペースに合わせて無理のない時間設定を行い、
勉強を生活の一部として定着させていくことが、
学力向上への近道といえるでしょう。
「何時間やりなさい」ではなく、
「今日は何をやる?」と聞いてみる。
この小さな違いが、やがて「自分で勉強する力」につながります。