こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「うちの子、勉強はしているのに、ノートの字が汚くて……」
小学生のお子さんを持つ保護者の方から、よく聞く悩みの一つです。
ノートを開いてみると、文字の大きさがバラバラ。
行からはみ出している。数字が読みにくい。
途中から急に字が乱れている。
ただ、「もっときれいに書きなさい!」と注意するだけでは、
なかなか改善しません。
字が汚くなる原因を見つけ、それに合った方法で直していくことが大切です。
今回は、小学生のノートを見やすく、きれいにするための具体策を紹介します。
なぜ小学生の字は汚くなるの?
まず考えたいのは、「字が汚い=字を書く能力が低い」とは限らないということです。
いくつかの原因が考えられます。
① 文房具が手に合っていない
鉛筆の太さや硬さ、長さなどが手に合っていないと、
力が入りすぎたり、うまくコントロールできなかったりします。
特に低学年では、子どもの手の大きさに合った鉛筆を選ぶことが重要です。
② 「とめ・はね・はらい」が身についていない
漢字の形や書き順が十分に定着していないと、文字のバランスが崩れやすくなります。
ただ何度も書かせるのではなく、
正しい形を見ながら、ゆっくり書くことがポイントです。
③ 速く書こうとしている
これは意外と多い原因です。
「早く問題を解かなければ」と思っている子は、
文字を書くことにかける時間を短くします。
すると、最初はきれいでも、後半になるにつれて字がどんどん乱れていきます。
④ 姿勢や鉛筆の持ち方に問題がある
机に顔を近づけすぎる、
紙を斜めに置く、
鉛筆を強く握るなど、
普段の習慣が字に影響していることもあります。
ノートをきれいにする5つの方法
①「もっときれいに」ではなく「少しゆっくり」
「字が汚い!」
「もっと丁寧に!」
と言われても、子どもには何を変えればいいのか分からないことがあります。
そこで、
「今より少しだけゆっくり書いてみよう」
と声をかけてみましょう。
特に漢字を書くときは、一画一画を意識するだけでも文字は変わります。
最初から完璧を目指すのではなく、
いつものスピードを少し落とすことから始めるのがおすすめです。
② ノートの「3つのルール」を決める
きれいなノートは、字そのものだけで決まるわけではありません。
次の3つを家庭や塾でルールにすると、ノート全体が見やすくなります。
1.余白をとる
紙いっぱいに文字を詰め込まない。
余白があると、後から気づいたことを書き足すこともできます。
2.色を使いすぎない
重要なところは赤、補足は青など、使う色を決めます。
基本は3色程度までにすると、情報が整理されます。
3.日付・単元名・ページを書く
「いつ、何を勉強したのか」が分かれば、復習するときにも便利です。
③「見出し」と「記号」を使う
ノートを見返したときに、「どこに何が書いてあるのか」が分かることも大切です。
例えば、
【今日のポイント】
【まちがえた問題】
【覚えておきたいこと】
など、見出しをつけます。
また、矢印や星印などの記号を使うと情報が整理しやすくなり、
書く時間の短縮にも役立ちます。
これは速く分かりやすくノートを作る力にもつながります。
④ 文房具とノートを見直す
「字が汚いから練習させる」前に、文房具を確認してみましょう。
鉛筆の太さや硬さ、
持ちやすさ、
ノートのマス目などが、
子どもに合っているでしょうか。
低学年では大きめのマス、
高学年では5mm方眼など、
発達段階に合わせてノートを選ぶことも一つの方法です。
「みんなが使っているから」ではなく、
実際に書きやすいかどうかを見て選びましょう。
⑤ 目的を絞って練習する
「とめ・はね・はらい」の基本ルールを徹底するために、
目的別の練習ドリルや通信教育を活用するのも一つの方法です。
自分の参考にしたい字を探して、
ゆっくり書くことを意識すると、上達が早まります。
「きれいな字」にこだわりすぎないことも大切
ここで、保護者の方にぜひ知っておいてほしいことがあります。
算数の問題を解くときは、
「少しくらい汚くても、適度な速さで書く」ことを優先すべきです。
限られた時間の中で難しい問題を解くためには、
多少読みにくくても大事な要点だけを素早くノートに書く力も必要です。
勉強では、
「読めること」
「後から見て分かること」
「必要なことを素早く書けること」
も重要です。
多少字が乱れていても、
計算過程や大切なポイントが分かるなら、
それは十分に役立つノートです。
歩実塾から:目指すのは「きれいな字」ではない
小学生のノートをきれいにするためには、
・少しゆっくり書く
・余白をとる
・色のルールを決める
・見出しや記号を使う
・文房具を見直す
・目的を絞って練習する
といった方法があります。
ただし、最終的な目標は「誰が見ても美しい字」ではありません。
自分が後から見返したときに、
「何を勉強したのか」
「どこを間違えたのか」
「何を覚えればいいのか」
が分かるノート。
そして、必要なときには素早く書けること。
そんな「勉強に役立つノート」を目指していきましょう。