こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「教科書は何度も読んだのに、テストになると答えられない」
「ワークをやったときは分かったはずなのに、次の日には忘れている」
中学生の勉強では、こうしたことがよくあります。
そこで試してほしいのが、「白紙勉強法」です。
白紙勉強法は、その名前の通り、
何も書かれていない紙を使って勉強する方法。
ポイントは、教科書やノートを見ながら覚えるのではなく、
いったん閉じて、自分の頭の中から思い出してみることです。
さらに、自分が先生になったつもりで説明する
「エアー授業」を組み合わせると、
理解できているところと、まだ曖昧なところが見えやすくなります。
どちらも、勉強したことを頭から取り出す「リトリーバル(想起)」を使った方法です。
「思い出す」練習
読む・聞くのではなく、思い出す・書く・話すことで頭を使います。
アメリカの研究では、大学生80人が理科の文章を勉強し、
1週間後にテストを受けました。
読んだあとに思い出して書く練習をしたグループの正答率は約67%、
1回だけ読んだグループは約27%、
繰り返し読んだグループは約49%でした。
思い出す練習のほうが、記憶に残りやすかったのです。
白紙勉強法のやり方
①5〜10分ほど勉強したら、教科書とノートを閉じる。
②白紙に、思い出せることを何でも書く(用語、式、図、流れ)。
③教科書を開き、書けなかった所や間違えた所を赤ペンで直す。
④翌日や数日後に、もう一度白紙に書く。
大切なのは、書けなくても落ち込まないこと。
書けなかった場所は
「まだ覚えていない場所」が見つかったということなので、
それだけで成功です。
エアー授業のやり方
エアー授業は、目の前に生徒がいるつもりで、自分が先生になって説明する方法です。
①相手を決める(その単元を知らない友達、ぬいぐるみ、空想の生徒でOK)。
②教科書を見ずに、声に出して説明する。
③詰まった所、うまく説明できない所をメモする。
④教科書で確認して、もう一度説明し直す。
説明に詰まる場所は、「わかったつもり」だった場所です。
人に教えられるくらい説明できれば、理解はかなり深まっています。
研究でも、教える準備をするだけでなく、
実際に教えた人たちだけが、1週間後の学習成果にも差が出ました。
さらに、架空の相手に説明する場合は、文章に書くより、
声に出して(動画で)説明するほうが学習効果が高かったという研究もあります。
「わからない」を見つけることから始めよう
勉強が苦手な中学生に、
「もっと勉強しなさい」と言うだけでは、なかなか問題は解決しません。
大切なのは、
「どこが分からないの?」を見つけることです。
白紙勉強法では、思い出せなかったところが目に見える形になります。
エアー授業では、説明できなかったところが分かります。
つまり、
白紙と自分の言葉を使って、「わからない」を発見できるのです。
そして、見つかった「わからない」を一つずつ確認していく。
勉強は、最初から全部できる必要はありません。
「分からないところを見つける」
↓
「確認する」
↓
「もう一度思い出す」
↓
「自分の言葉で説明する」
この繰り返しが、少しずつ「分かる」「できる」につながっていきます。
歩実塾から:「見て分かる」から「見ないでできる」へ
白紙勉強法のポイントは、白紙にきれいなまとめを書くことではありません。
教科書やノートを閉じて、自分の頭から思い出してみること。
そして、エアー授業で、
「自分の言葉で説明できるか?」を確認してみることです。
「見れば分かる」から、「見なくても思い出せる」
さらに、「人に説明できる」へ。
この変化を意識するだけでも、普段の勉強のやり方は変わってきます。
歩実塾では、ただ問題を解いて終わりにするのではなく、
「どこが分からないのか」を見つけることを大切にしています。
ノートに残す
思い出す
説明する
間違えたところをもう一度やる
そして、できるようになるまで繰り返す
「勉強しているのに、なかなか覚えられない」という中学生は、
まず今日の勉強から、5分だけ白紙に思い出してみるところから始めてみてください。