こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「うちの子は論理的に考えるのが苦手で」
という相談をよくいただきます。
しかし、論理的に考える力は生まれつき決まっているものではありません。
数学や国語、理科の勉強の中で
「なぜ?」「どこからそう言える?」
と考える習慣をつけることで、少しずつ育っていくものです。
「答え」で止まるか、「理由」まで進むか
たとえば
「りんご8個を3人で同じ数ずつ分けると、1人何個で何個余るか」
という問題。
8÷3=2あまり2、と出して終わることもできますが、
論理的に考える人はもう一歩進めます。
「3人に2個ずつ配ると6個。8−6=2だから2個余る」
というように、計算結果を実際の状況と結びつけて確かめるのです。
この「答えを出す」から「答えを確かめる」への一歩の積み重ねが、
大きな差になっていきます。
国語は「本文のどこに書いてある?」を探す
「太郎は雨が降っていることに気づくと、急いで家に戻った」
という文章で、「なぜ家に戻ったのか」と聞かれたら
「雨が降ったから」と答えたくなります。
ここで大切なのは、「本文のどこからそれが分かるか」を確認する一歩です。
自分がそう思ったことと、本文に書かれていることは別物です。
論理的に考えるとは、想像だけで答えをつくることではなく、
その答えを支える根拠が本文にあるかを確かめることなのです。
理科は「結果」から「原因」を疑う
日光を当てた植物の方がよく育った、
という実験結果を見て
「日光が必要なんだ」で終わらせず、
「本当に日光だけが原因か」と考えてみます。
水の量は同じだったか、
土や温度、
植物の種類は同じだったか。
こうして条件を一つずつ確認する作業が、
「何を変えて、何を同じにしたのか」という科学的な考え方につながります。
間違えた問題は、論理力を鍛える最高の教材
「答えが違った」で終わらせず、
①どこまでは合っていたか(問題文の読み取り、式、計算の途中まで)、
②どこで間違えたか(符号、計算、公式、読み違い)、
③なぜ間違えたか(「マイナスを見落とした」「速さと時間を逆にした」など)、
と順番に言葉にしていきます。
ここまでできれば、「数学が苦手」という漠然とした悩みが、
「速さの問題で何を割るか間違えやすい」という具体的な課題に変わります。
これが「分からないを分解する」ということです。
「考えられない」のではなく、手順を知らないだけ
論理的に考えるのが苦手に見える子の多くは、
実は考える材料が整理されていないだけです。
「何が分かっている?」
「何を求める?」
「使えそうな公式は?」
という順番を知らないまま、いきなり計算を始めてしまう。
これは考える力がないのではなく、
考える手順をまだ身につけていないだけとも言えます。
「考える力」は、毎日の勉強の中で育つ
答えが分かったら「なぜこの答えになる?」と問いかける。
国語や社会では「その根拠はどこに書いてある?」と探す。
解けなかったときは「分からない」で終わらせず
「どこまでは分かる?」と考えてみる。
そして、間違えた問題を、「なぜ間違えた?」と振り返る。
こうした小さな習慣の積み重ねが、「考える力」につながっていきます。
勉強の目的は、ただ正解を増やすことだけではありません。
「なぜ?」と考え、「だから」と説明できるようになること。
それも、勉強で身につけたい大切な力です。
歩実塾では、分からない問題をそのままにせず、
「どこで分からなくなったのか」を一緒に分解していきます。
「分からない」を置き去りにしない。
歩実塾では、「勉強ができない」という結果だけを見るのではなく、
どこでつまずいているのかを分解して考えることを大切にしています。
そこから、考える力は少しずつ育っていきます。