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こんにちは、歩実塾倉敷北畝校です。

これまで、論語の言葉を通して、

「人にやさしくすること」

「学ぶことと考えること」

「努力を続けること」

「失敗から学ぶこと」

「子どもの話を聴くこと」

について考えてきました。

今回は、勉強をしている子どもたちが、一度は感じることについて考えてみたいと思います。

それは、

「このままで大丈夫なのかな?」

という不安です。

「このままで大丈夫?」

受験が近づいてくる。

テストの点数が思ったほど上がらない。

周りの友達が自分より勉強しているように見える。

模試の結果が良くなかった。

そんなとき、

「自分は合格できるのかな。」

「このままで大丈夫なのかな。」

と不安になることがあります。

特に受験生にとって、不安は決して珍しいものではありません。

むしろ、真剣に自分の未来を考えているからこそ、不安になるのだと思います。

不安になることは、悪いことではない

「不安にならないようにしよう。」

と思うことがあります。

しかし、不安を完全になくすことは難しいものです。

そして、不安には悪い面だけではありません。

例えば、

「この問題ができない。」

と不安になったから、もう一度勉強する。

「このままでは間に合わないかもしれない。」

と思ったから、学習計画を見直す。

「面接でうまく話せるかな。」

と心配だから、練習する。

つまり、

不安は、行動を始めるきっかけになることもあります。

大切なのは、

「不安にならないこと」

ではなく、

「不安になったとき、どう行動するか」

なのかもしれません。

論語にある「先んずれば」

論語には、こんな言葉があります。

「人にして遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり。」

読み方は、

「人にして遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり。」

です。

簡単に言うと、

「先のことを考えて準備しておかなければ、目の前で困ることになる。」

という意味です。

これは、受験にも通じる言葉ではないでしょうか。

「不安だからこそ、準備する」

例えば、

「入試が不安だ。」

と考えているだけでは、不安はなかなか小さくなりません。

しかし、

「英単語が足りない。」

と分かったら、今日から毎日覚える。

「数学の関数が苦手。」

と分かったら、そこを重点的に復習する。

「時間内に問題が解き終わらない。」

と分かったら、時間を測って練習する。

すると、

「何をすればいいのか分からない。」

という不安が、

「今日はこれをやろう。」

という行動に変わります。

不安をゼロにするのではなく、

不安を「次の行動」に変える。

これが大切なのだと思います。

「心配する」と「準備する」は違う

ここは、とても大切です。

「落ちたらどうしよう。」

と何度考えても、それだけでは勉強にはなりません。

一方、

「落ちたらどうしよう。」

「では、今の自分に何が足りない?」

「数学の計算問題が弱い。」

「毎日10問やってみよう。」

ここまで進めば、不安は行動に変わります。

もちろん、すぐに不安がなくなるわけではありません。

でも、

「何をすればいいか分からない不安」

から、

「これをやればいい」という不安

に変わります。

これは大きな違いです。

受験は「未来」を考える練習でもある

受験勉強をしていると、

「今は大変だな。」

と思うことがあります。

でも、受験には一つ面白いところがあります。

「今の努力が、未来の自分につながる」

ということを、実感できることです。

今日1時間勉強する。

今日10個単語を覚える。

今日、苦手な問題を一問解き直す。

一つ一つは小さなことです。

しかし、その積み重ねが、

1週間後の自分。

1か月後の自分。

入試当日の自分。

につながっています。

だからこそ、

「今日何をするか」

が大切になります。

周りと比べすぎない

受験期になると、

「友達はもっと勉強している。」

「○○さんは模試でこんな点を取った。」

という話が気になることがあります。

もちろん、周りを見ることも刺激になります。

しかし、

他人と自分では、スタート地点も得意なことも苦手なことも違います。

だから、

「友達より上か下か」

だけを気にするのではなく、

「昨日の自分より、今日の自分はどうか」

を見ることも大切です。

昨日できなかった問題ができた。

昨日より集中できた。

昨日より10分長く勉強できた。

それも立派な成長です。

不安なときは、一人で抱えない

もう一つ大切なことがあります。

それは、

「不安なことを誰かに話す」

ということです。

先生でもいい。

家族でもいい。

友達でもいい。

「最近、ちょっと不安なんです。」

と話してみる。

それだけでも、気持ちが少し整理されることがあります。

話してみると、

「自分は何が不安なのか」

が分かることもあります。

そして、

何が不安なのかが分かれば、

「では、どうすればいいか」

を一緒に考えることができます。

塾は「勉強する場所」だけではない

歩実塾では、子どもたちが勉強する場所であることはもちろんですが、

「困ったときに相談できる場所」

でもありたいと考えています。

「この問題が分からない。」

という相談だけではありません。

「勉強のやり方が分からない。」

「テストが怖い。」

「受験が不安。」

「何から始めればいいか分からない。」

そんな相談も大切です。

すぐに答えが出なくても、一緒に整理していく。

そして、

「じゃあ、まずこれをやってみよう。」

と、次の一歩を見つける。

それも塾の大切な役割だと思っています。

不安は「敵」ではない

不安になると、

「こんなに不安になる自分はダメなのかな。」

と思ってしまうことがあります。

でも、そうではありません。

不安になるのは、

それだけ自分の未来を大切に考えているから

かもしれません。

大切なのは、不安を抱えたまま立ち止まってしまうことではなく、

「では、今の自分にできることは何だろう?」

と考えることです。

論語の言葉を、今日の勉強に

「人にして遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり。」

先のことを考えて準備する。

これは、受験だけの話ではありません。

将来のこと。

仕事のこと。

人との関係。

人生のいろいろな場面で、

「先を考えて、今できることをする」

ことは大切です。

だから、

「受験が不安だ。」

と思ったら、

まず今日の一問を解いてみる。

「数学が苦手だ。」

と思ったら、

苦手な問題を一問だけやってみる。

「英単語が足りない。」

と思ったら、

今日は10個覚えてみる。

大きな不安を、一気に解決する必要はありません。

小さな行動に分けて、一つずつ進めばいい。

それで十分です。

「大丈夫」と言える自分をつくる

受験の日に、

「絶対に不安にならない自分」

になる必要はありません。

不安でもいい。

緊張してもいい。

自信がなくなることがあってもいい。

それでも、

「ここまでやってきた。」

と思える自分でいられればいい。

そのために、今日があります。

今日の勉強。

今日の一問。

今日の復習。

今日の小さな努力。

それが少しずつ、

「大丈夫かもしれない。」

という気持ちをつくっていきます。

歩実塾では、

「不安だから頑張れ」

ではなく、

「不安なら、一緒に何をすればいいか考えよう」

という姿勢を大切にしています。

勉強は、未来を変えるための一つの方法です。

だからこそ、未来を心配するだけではなく、

今日できることを、一つやってみる。

その積み重ねが、いつか自分を支えてくれるはずです。

「このままで大丈夫かな?」

そう思ったときこそ、

「じゃあ、今日は何をしよう?」

と考えてみてください。

不安がなくなるのを待つのではなく、

不安を抱えたままでも、一歩進む。

それもまた、

学ぶということ

なのだと思います。

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