数学が苦手な人ほど途中式を書こう
「答えは分かっていたのに計算ミスをした……」
「見直したのに間違いが見つからなかった……」
数学のテストで、このような経験はありませんか?
実は、歩実塾で生徒の答案を見ていると、計算ミスをする生徒には共通点があります。
それは、
途中式を書かないことです。
25年間、いろいろな子の答案を見てきましたが、この傾向は本当に変わりません。
「途中式を書くのは面倒」と思っている人ほど、実は点数を大きく損しているかもしれません。
途中式は「答えを書くため」ではない
途中式を書く目的は、
先生に見せるためではありません。
自分の考えを整理するためです。
例えば、
24 ÷ 3/8 を暗算で解こうとすると、
途中で
「逆数にしたかな?」
「掛け算だったかな?」
と迷ってしまいます。
しかし、
24 ÷ 3/8
=24 × 8/3
=8 × 8
=64
と書けば、
考え方が一目で分かります。
計算ミスの多くは途中で起こる
答えだけを見ると、
どこで間違えたのか分かりません。
例えば、
3(x+4)=18
3x+4=18
答えは間違っています。
しかし、
途中式を書いていれば、
「3を4にも掛け忘れた」
ことがすぐに分かります。
間違えた場所が見つかれば、
次から同じミスを防げます。
見直しができる
途中式を書いていると、
テスト中の見直しも簡単です。
答えだけでは、
最初から計算し直すしかありません。
途中式があれば、
間違えた行だけを確認できます。
短い時間で見直しができるので、
ケアレスミスが減ります。
難しい問題ほど途中式が大切
中学3年生になると、
一次関数や平方根、二次方程式など、
計算が複雑になります。
暗算だけでは、
途中で符号を間違えたり、計算順序を間違えたりしやすくなります。
だからこそ、
難しい問題ほど途中式を書くことが重要です。
高校入試でも役立つ
高校入試では、
途中式を書いて考える習慣がある生徒ほど、
安定して得点できます。
途中式を書くことで、
- 計算ミスが減る
- 見直しがしやすい
- 解き方を思い出せる
という大きなメリットがあります。
一部の問題では、考え方や途中の式が採点の参考になる場合もあります。
「速く解く」と「途中式を書かない」は違う
「時間がないから途中式を書かない。」
という生徒がいます。
しかし実際には、
途中式を書かなかったために計算ミスをして、
解き直しに時間がかかることがよくあります。
途中式を書くことは、
遠回りのようで実は近道なのです。
歩実塾がおすすめする途中式の書き方
歩実塾では、
途中式もノートも
「後で自分が見て分かること」
を大切にしています。
例えば、
- 一行ずつ丁寧に書く
- 「=(イコール)」を縦にそろえる
- 分数は大きく書く
- 消しゴムで消さず、青ペンで訂正する
これだけでも、
見やすさが大きく変わります。
今日の一言
歩実塾では、
授業の最後にノートへ「今日の一言」を青えんぴつか青ボールペンで書くことをおすすめしています。
今日の数学なら、
「途中式を書くとミスが減る!」
これだけで十分です。
テスト前にこの一言を見返すだけでも、
「途中式を書こう」という意識がよみがえります。
歩実塾が大切にしていること
数学が得意な生徒は、
特別な才能があるわけではありません。
基本を丁寧に積み重ねています。
途中式を書くことも、その一つです。
歩実塾では、
学校ワークを3周以上繰り返す学習とともに、
「途中式を書く」「間違いを青ペンで直す」「今日の一言を書く」
という学習習慣を大切にしています。
小さな習慣の積み重ねが、
ケアレスミスを減らし、
数学への自信につながります。
答えだけを追いかけるのではなく、「考えた道筋」を残す。
その習慣が、定期テストや高校入試で確かな得点力を育ててくれます。
キミの「わからない」を、置き去りにしない。
歩実塾 倉敷北畝校 塾長 瀧