第1回「怖がらせるニュースの見分け方」
また始まった、と思いませんか。
感染者数が増えた。 事故が起きた。 事件が報じられた。
テレビをつけると、 不安になるニュースばかりが流れてくる。
実は、これには理由があります。
人間の脳は、 怖い情報に強く反応するようにできています。
「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれる、 生き延びるための本能です。
そしてメディアは、 それをよく知っています。
怖い言葉がついたニュースは、 クリックされやすい。 視聴率が上がる。 だから作り続ける。
見分けるための3つのポイント
① 数字だけで語っていないか
「感染者〇〇人」と言っても、 全体の何パーセントか、 去年と比べてどうか、 が出てこない報道は要注意です。
② 「最悪の場合」ばかり強調していないか
可能性の話を、 まるで確定したことのように 伝えていないか、確認してみてください。
③ 「誰が得をするか」を考えてみる
この報道で、 視聴率が上がるのは誰か。 商品が売れるのは誰か。
そう考えると、 ニュースの見え方が変わってきます。
怖がることは悪いことではありません。
でも、 怖がらせられていることに気づく力 が、これからの時代には必要だと感じています。
次回は、 この力を子どもたちにどう伝えるか、 について書きます。