■ もうすぐ、お盆ですね
8月も後半に入ると、
街の雰囲気が少し変わります。
お盆休みです。
毎年当たり前のように迎えているお盆ですが、
あらためて「そもそも、お盆って何だっけ?」
と聞かれると、
案外答えられない大人も多いのではないでしょうか。
今日は、お盆の基本をおさらいしながら、
塾長としての視点も
少しお話ししたいと思います。
■ お盆とは、どんな行事なのか
お盆は、ご先祖様の霊を、
この世にお迎えして供養する、
日本古来の行事です。
もともとは仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という行事と、
日本に古くからあった祖霊信仰が
結びついてできたと言われています。
一般的には8月13日から16日ごろの期間で、
地域によっては7月に行うところもあります。
13日の夕方に「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えし、
16日に「送り火」を焚いてお見送りする。
これが基本的な流れです。
■ キュウリの馬とナスの牛
お盆の飾りといえば、
キュウリで作った馬と、
ナスで作った牛を
思い浮かべる方も多いと思います。
これは「精霊馬(しょうりょうま)」と呼ばれるものです。
ご先祖様が、あの世からこちらへ来るときは、
足の速い馬に乗って早く。
こちらからあの世へ戻るときは、
足の遅い牛に乗って、
ゆっくりと名残惜しく。
そんな願いが込められているそうです。
子どもの頃、意味も知らずに見ていた方も多いかもしれませんが、
知ってから作ると、
また違った気持ちになりますね。
■ 学習塾から見た「お盆」
私たち塾にとって、
お盆は夏期講習のちょうど真ん中あたりに来る、
大きな節目です。
この時期、多くの生徒が実家に帰省したり、
家族で過ごしたりします。
正直なところ、勉強の予定だけを考えれば、
「休まず進めたい」という気持ちもあります。
けれど私は、
お盆の時間を大切にしてほしいと思っています。
なぜなら、お盆は
「自分がどこから来たのか」を、
子どもたちが自然と感じられる、
貴重な機会だからです。
■ ルーツを知ることと、学ぶ意欲
おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞く。
家族の歴史を知る。
お墓参りをして、手を合わせる。
こうした経験は、
テストの点数には直結しません。
けれど、長く子どもたちを見てきた経験から
言えることがあります。
自分のルーツや、
支えてくれている人の存在を実感している子は、
学びに向かう姿勢が、
驚くほど安定しています。
「誰かのために頑張りたい」
「自分を大切にしてくれる人がいる」
という感覚が、
勉強を続ける根っこの部分を
支えているのだと思います。
■ お盆明けに向けて
夏期講習も、お盆を過ぎると後半戦に入ります。
ご家族との時間、
ご先祖様に手を合わせる時間を、
しっかり過ごしていただいた上で、
また一緒に頑張っていけたらと思っています。
お盆は、立ち止まって、
自分の足元を見つめ直す時間でもあります。
2学期に向けて、
心を整える良い機会にしてもらえたら嬉しいです。
キミの「わからない」を、
置き去りにしない。
歩実塾 倉敷北畝校 塾長 瀧