AI時代だからこそ「ノート」が子どもの未来を変える
最近、「小中学校でAIなどの情報・技術分野の授業を年間30コマ程度増やす」というニュースが話題になりました。
「もう学校でもAIを使う時代なの?」
「AIがあれば勉強しなくてもいいのでは?」
そんな疑問を持たれた保護者の方も多いかもしれません。
AIを学ぶことが目的ではありません
実は、このニュースで大切なのは「30コマずっと生成AIを使う」ということではありません。
文部科学省が育てようとしているのは、
・必要な情報を探す力
・情報が正しいか判断する力
・情報を適切に活用する力
といった「情報活用能力」です。
これからの社会では、AIを使う力も必要になるでしょう。
しかし、それ以上に大切なのは「AIの答えを自分で判断できる力」です。
AIは便利。でも考える力まで任せてはいけない
AIは分からない問題をすぐに教えてくれます。
作文も、英作文も、数学の解き方も説明してくれます。
しかし、「なぜそう考えたのか」を理解しなければ、本当の学力にはなりません。
慶應義塾大学の栗原聡教授も、ABEMA TIMESのインタビューで、考える経験そのものが脳を鍛えるのであり、分からないとすぐ検索したり答えを聞いたりすると考える力が弱まってしまう、と指摘しています。
私たちもこの考えに共感しています。
歩実塾が大切にしていること
歩実塾では、「すぐ答えを見る」のではなく、「まず自分で考える」ことを大切にしています。
分からなくても、
「どこまで分かったのか」
「何が分からないのか」
を考えることが、学力を伸ばす第一歩です。
そして、先生は答えだけを教えるのではなく、
「どう考えれば解けるか」
を一緒に考えます。
便利な道具だからこそ、「考える時間」を奪ってしまう危険もあるのです。
AI時代に必要なのは「答えを出す力」ではなく「答えを見抜く力」
これからの時代、AIが答えを出すことは当たり前になります。
だからこそ大切なのは、
「この答えは本当に正しいのか?」
「もっと良い考え方はないか?」
と考える力です。
AIは間違えることがあります。
もっと怖いのは、「間違っているのに、とてももっともらしく答える」ことです。
AIを使いこなせる人とは、AIを信じる人ではなく、AIを疑い、自分で判断できる人なのです。
だから歩実塾では「ノート」を大切にしています。
歩実塾では、ノートは単なる記録ではありません。
考えた跡を残す場所です。
問題を解いた過程を書き、
間違えた理由を書き、
どうすれば次は解けるかを書き残します。
ノートを見れば、
「どこで考えたか」
「どこで迷ったか」
「どこを勘違いしたか」
が分かります。
これはAIにはできません。
デジタル時代だからこそ、ノートの価値が高まる
タブレットやAIは、とても便利な道具です。
しかし、「見るだけ」「読むだけ」では、学んだ気になってしまうことがあります。
一方、ノートに書くことには、
・情報を整理する
・頭の中を言葉にする
・思い出す練習をする
・間違いを分析する
という効果があります。
つまり、ノートを書くこと自体が「考えるトレーニング」なのです。
歩実塾では、デジタルを否定しません。
分からないことを調べたり、AIに質問したりすることも、これからは必要な力です。
しかし、その前後には必ず
「自分で考える時間」
を大切にしています。
歩実塾の「デジタル時代のノート指導」
歩実塾では、「きれいなノート」を目指していません。
目指しているのは、「頭がよくなるノート」です。
例えば、
・黒えんぴつ・黒ペンで自分の考えを書く
・赤ペンで先生から学んだことを書く
・青ペンで「次の自分へのアドバイス」を書く
このように、「未来の自分が復習しやすいノート」を作ります。
さらに、「3周以上学習」で間違った問題だけを何度も解き直すことで、
「知っている」から「自分で使える」
へと学力を変えていきます。
AI時代だからこそ、人にしかできない学びを
これからAIはますます進化していくでしょう。
だからといって、勉強しなくてよい時代になるわけではありません。
むしろ、
・自分で考える力
・問いを立てる力
・間違いから学ぶ力
・判断する力
こうした力の価値は、今まで以上に高まります。
歩実塾は、AIを上手に活用しながらも、子どもたちが自分の頭で考え、自分の力で学び続けられる人になることを目指しています。
デジタル時代だからこそ、「ノートに考えを書く」という一見アナログな学習が、未来を生きる子どもたちの大きな武器になると、私たちは考えています。
歩実塾 倉敷北畝校 塾長 瀧