こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
やる気の問題ではないことが多い。
まず「分からない」の正体を見つけることから始めましょう。
「うちの子、勉強の仕方がわかっていないみたいで……どう教えればいいのか」
中学生が「勉強できない」状態には、単なるやる気の問題ではなく、
「何をどうすればいいのかが分からない」
という根本的な原因が隠れていることが多いです。
まずはお子さんがどのタイプに当てはまるのかを見極めることが、
最初の一歩になります。
「勉強しなさい」では変わらない:「何が分からないのか」を先に見つけましょう
①何をすればいいかイメージできないタイプ
「勉強しなさい」と言われても、
教科書を開いてどこから手をつければいいのか分からない。
結果、何もせずに時間だけが過ぎてしまいます。
②やり方は知っているが続かないタイプ
「予習→授業→復習」の流れは頭では分かっていても、
部活・スマホに時間を取られて気づけばテスト前の一夜漬けになってしまいます。
③分からないことをそのまま放置するタイプ
授業で分からない箇所があっても流してしまい、抜けが積み重なっていく。
基礎が崩れたまま学年が進むと、授業がどんどん分からなくなります。
タイプが分かれば、対策が見えてきます。
4つのステップで具体的に整理します
①勉強する時間を「仕組みで決める」
「やる気が出たらやる」では、やる気は出ません。
食後に歯磨きをするように、勉強を「習慣の一部」に組み込むことが先です。
最初から長時間を設定せず、
短時間でも毎日続けることが習慣化の鍵です。
例:帰宅後30分・夕食後1時間など、生活リズムに合わせて決める
→ まず「毎日同じ時間に机に座る」だけでいい
②「予習→授業→復習」のサイクルを教える
時間が短くても「毎日続く」方が圧倒的に効果的です。
成績が伸びる中学生に共通しているのは、
この学習サイクルが身についていることです。
ただし、最初から全部を要求しない。
まず「復習だけ」から始め、
習慣化したら予習を加えていく段階的なアプローチが効果的です。
予習 10〜15分→授業でインプット→復習 20〜30分
最初は「今日の授業の復習だけ」でも十分スタートになる
③教科ごとの「具体的な方法」を一緒に確認する
「勉強しなさい」ではなく、
何をどうやってやるかを教科別に具体的に伝えることが大切です。
英語:単語・文法を書いて、声に出して覚える
数学:公式を暗記するだけでなく「なぜその公式か」を図で理解する
理科:現象をイメージできるかどうかが理解度を左右する
国語・社会:重要箇所を自分の言葉で言い換えてみる
④スケジュールの立て方を一緒にやってみる
「どうやるの?」に具体的に答えられると子どもは動きやすくなります。
「スケジュールを立てなさい」と言われても、
どう立てればいいかが分からない子は多いです。
起床→帰宅→塾→夕食→就寝という1日の流れを書き出し、
そこから勉強できる時間を一緒に見つけます。
・苦手科目と得意科目を交互に入れると続けやすい
・スケジュール表は必ず目に見える場所に貼る
・「今日やること」を3つだけ決めるところから始める
親ができるサポート:「半分サポート」の意識が大切
中学生へのサポートは「全部やってあげる」でも「完全に放任する」でもなく、
「半分サポート」が最適です。
中学生の前頭葉(意志力を司る部分)はまだ発達途上にあり、
自己管理が難しいのは本人の問題ではなく成長の段階による部分が大きい。
だからこそ、親の適度な関わりが必要なのです。
①一緒に目標を考える
「次のテストで80点」という短期目標と
「第一志望合格」という長期目標を一緒に設定し、
必要な学習量を考える。
②努力の過程を認める
点数より「今日計画通りにできた」
「苦手問題に向き合えた」という過程を具体的に褒める。
自己肯定感が次への意欲になる。
③環境を整える
静かで明るい専用スペースを用意し、
机の周りに必要な文具以外は置かない。
スマホは別の部屋へ。
意志力に頼らない仕組みを作る。
④「今日何やる?」と聞く
「勉強しなさい」より「今日何をやる予定?」と問いかける。
自分で決める経験が、自ら学ぶ力を少しずつ育てます。
× 逆効果になりやすいこと、○ 代わりに試してほしいこと
× 宿題を代わりにやってあげる
〇 「どこが分からないの?」と一緒に考える
× 「早くやりなさい!」としつこく言う
〇 決めた時間になったら「始める?」と一言だけ
× 兄弟・友達と成績を比べる
〇 「先週より分かるようになったね」と本人の変化を見る
歩実塾から
勉強の仕方がわからない中学生への教え方の本質は、
勉強を「教えること」ではなく、
勉強に向かうための「エネルギー」を枯渇させないことにあります。
「予習→授業→復習」のサイクルや教科ごとの勉強法を教えることも大切ですが、
それ以上に重要なのは、
子どもが「やればできる」という実感を得られるようにサポートすることです。
小さな成功体験を積み重ね、
努力の過程を認めて褒めることで、
自然と学習意欲は高まっていきます。
焦らず、ゆっくり、根気強く。
その姿勢こそが、勉強の仕方がわからない中学生を変える第一歩なのです。