「勉強しなさい」では育たない力があります
こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
「言えばやるんですが、自分からは全然……」
「テスト前も、次に何をすればいいか毎回聞いてきます」
テスト前になっても、自分から計画を立てようとしない……。
そんなお子さんの様子を見て、
「このままで高校受験や将来は大丈夫なのかな?」と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。
もちろん、最初から何でも一人でできる子はいません。
大切なのは、日々の関わりの中で少しずつ「自分で考えて、自分で動く」力を育てていくことです。
これからの学習、そして人生で大きな武器になるのが、この「自ら学ぶ力」です。
「自ら学ぶ力」とは何でしょう?
自ら学ぶ力というのは、「孤独に机に向かえる」ことではありません。
「何を勉強すればいいか自分で考える」
「分からないところをそのままにしない」
「間違えた理由を考える」
「次にどうすれば解けるかを考える」
こうした習慣の積み重ねのことです。
では、どうすればこの力が育つのか。具体的な場面で考えてみましょう。
①「今日何をやるか」を自分で決める
テスト前に「数学をやりなさい」と指示するより、
「テストまで何日ある?一番不安な教科はどこ?」と聞いてみてください。
自分で「数学の一次関数をやろう」と決めた子は、やらされる子より集中して取り組みます。
決める経験が、考える力を育てます。
答えを教えずに「どうしようか」と一緒に考える
②「なぜ間違えたか」を一言で言えるようにする
テストで70点だったとき、「70点だった」で終わらせない。
「あと30点はどこで落とした?計算ミス?公式を忘れた?時間が足りなかった?」と掘り下げます。
原因が分かれば、次の勉強が変わります。「できなかった→なぜ?」の習慣が、自ら学ぶ力の核心です。
間違いノートに「なぜ間違えたか」を一言書く
③「どこが分からないか」を言えるようにする
「先生、分かりません」より
「ここまでは分かるけど、ここからが分かりません」と言えるようになると、学び方が変わります。
分からないをそのまま投げるのではなく、「どこが分からないか」を自分で探す。
これも立派な「自ら学ぶ力」の一つです。
質問する前に「どこまでは分かるか」を整理させる
「指示」から「問いかけ」へ
保護者の方にお願いしたいことがあります。
子どもが動かないとき、すべてを指示してしまうと、子ども自身が考える機会がなくなります。
代わりに「問いかける」ことを意識してみてください。
指示:「数学をやりなさい」「早く始めなさい」
問いかけ:「今日は何をやる予定?」「一番不安なのはどこ?」
指示:「この問題はこうやって解くんだよ」
問いかけ:「どこまでは分かった?どこから分からなくなった?」
評価:「なんでこんな点数なの」
問いかけ:「どこで点を落としたか分かった?次はどうする?」
答えをすぐに教えるのではなく、考える時間を与える。
それだけでも、自ら学ぶ力を育てるきっかけになります。
小さな「自分でできた」を積み重ねる
「自ら学ぶ力」は、ある日突然身につくものではありません。
最初は「今日、何やればいい?」と聞いていた子が、
「今日は数学をやります」と言えるようになる。
次は「数学のワークの、間違えたところを解き直します」と言えるようになる。
この「自分で決める ➔ やってみる ➔ 振り返る」という小さなサイクルを繰り返すことで、
着実にステップアップしていきます。
歩実塾から
「自ら学ぶ力」は、最初から子どもが持っているものではありません。
毎日の小さな経験の中で、少しずつ育っていきます。
・何をするか自分で考える。
・分からないところを見つける。
・間違いの原因を考える。
・もう一度やってみる。
・できたことを振り返る。
この繰り返しが、やがて
「言われたから勉強する」から「自分に必要だから勉強する」
への変化につながります。
成績を上げることも大切ですが、
その積み重ねが、本物の学力につながります。
お子さんの「自分で考える芽」を、私たちと一緒に育てていきましょう。
歩実塾は、そんな学びを応援しています。