第2回「メディアリテラシーを子どもに教えるには」
「先生、これって本当ですか?」
子どもたちから、 こんな質問を受けることがあります。
SNSで見た情報。 友達から聞いた噂。 テレビで流れていたニュース。
正直に言うと、 「本当かどうか」より大事なことがある と思っています。
それは、
「自分で確かめようとする習慣」
です。
25年、子どもたちと関わってきて 気づいたことがあります。
情報に振り回される子と、 そうでない子の違いは、 頭の良さではありません。
「なぜ?」と立ち止まれるかどうか。
それだけです。
子どもへの伝え方、3つのヒント
① 「誰が言ってるの?」と聞いてみる
ニュースでも、SNSでも、 発信している人や組織を確認する習慣。
「テレビで言ってたから本当」 ではなく、 「テレビのどの番組が、何を根拠に言ってるの?」
この一歩が大きい。
② 怖い気持ちを否定しない
「そんなの気にしなくていい」 と言うのは逆効果です。
怖いと感じた気持ちはそのままに、 「じゃあ、実際どうなんだろうね」 と一緒に調べてみる。
感情と思考を切り離す練習になります。
③ 親や大人が「わからない」と言える
これが一番大切かもしれません。
大人が「これは怪しいな」 「よくわからないな」と口に出すだけで、 子どもは 情報を疑っていいんだ と学びます。
完璧な答えより、 考え続ける姿を見せることの方が、 ずっと価値があります。
勉強も同じです。
「答えを出す力」より 「問いを立てる力」の方が、 これからの時代には必要だと 私は感じています。
メディアリテラシーと学習力は、 実は根っこが同じです。
次回は、 情報に振り回されない心の土台について。
塾長自身の経験も交えながら 書いていきます。