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「丸暗記」しても忘れるのは、理由があります―

こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。

中学生から、こんな相談を受けることがあります。

「地理が覚えられません。」

「都道府県を覚えたはずなのに、テストになると思い出せない。」

「山地や川の名前がごちゃごちゃになる。」

「農業の種類が覚えられない。」

「工業地帯の名前と場所が一致しない。」

そして最後には、

「地理って、結局暗記ですよね?」

と言われます。

確かに、地理には覚えなければならないことがたくさんあります。

でも、地理を全部「丸暗記」しようとすると、とても大変です。

実は地理は、「覚える科目」というより、「つなげて理解する科目」なのです。

「北海道=じゃがいも」だけでは覚えにくい

例えば、

北海道 → じゃがいも

と覚えたとします。

テスト前には覚えているかもしれません。

ところが、しばらくすると、「北海道……じゃがいも……だったかな?」となってしまいます。

なぜでしょうか?

それは、「北海道で、なぜじゃがいもが作られているのか」を考えていないからです。

北海道は広い土地があります。

大規模な農業が行われています。

冷涼な気候です。

そのような条件があるから、「北海道では畑作が盛ん」

そして、「じゃがいも・小麦・てんさい」などにつながっていきます。

こうやって、

場所 → 気候 → 土地 → 産業 → 作物

とつなげると、単なる暗記ではなくなります。

地理は「なぜ?」を考えると覚えやすい

例えば、「なぜ北海道では酪農が盛んなの?」と考えてみます。

広い土地がある。

冷涼な気候。

牧草を育てやすい。

広い土地を利用して、大規模な酪農が行われる。

すると、

北海道 → 冷涼 → 広い土地 → 酪農

というつながりができます。

「北海道は酪農!」と丸暗記するよりも、

「だから北海道では酪農が盛んなんだ」

と理解したほうが、記憶に残りやすくなります。

地図を見ながら覚えよう

地理で大切なのが、「場所」です。

ところが、教科書の文章だけを読んで覚えようとすると、

「長野県……りんご……」

「愛知県……自動車……」

「広島県……?」

というように、バラバラの知識になってしまいます。

そこで、必ず地図と一緒に覚えることをおすすめします。

例えば、

「愛知県は自動車工業が盛ん」

と覚えたら、

「愛知県はどこ?」

「太平洋側だな。」

「名古屋があるな。」

「中京工業地帯があるな。」

と地図上で確認します。

すると、場所と産業が一緒に記憶されます。

「地図」は地理のノートです

歴史なら、「年表」があります。

数学なら、「公式」があります。

そして地理なら、「地図」が重要な道具になります。

だから、地理を勉強するときは、

教科書だけを見るのではなく、地図帳を開く習慣をつけてほしいと思います。

「この山脈はどこ?」

「この川はどこ?」

「この平野はどこ?」

「この工業地帯はどこ?」

と、実際の場所を確認します。

「似ているもの」をまとめる

地理には、似た言葉がたくさん出てきます。

例えば、

季節風

やませ

フェーン現象

などです。

一つずつ丸暗記していると、「どれがどれだっけ?」となってしまいます。

そこで、「違い」を比べるのです。

例えば、

「やませは、どこから吹いてくる?」

「どんな影響がある?」

「どの地域に関係する?」

というように整理します。

覚えるときは、「同じものをまとめる」

だけでなく、

「違うところを比べる」

ことも大切です。

地理は「ストーリー」にすると強い

例えば、

「なぜ太平洋ベルトに工業が集中しているのか?」

を考えてみましょう。

日本の太平洋側には、大都市があります。

人口が多い。

商品を売る市場がある。

港がある。

原料を輸入しやすい。

交通網も発達している。

だから工業が発達した。

このように、

原因 → 結果

をつなげると、地理が「物語」のようになります。

そして、「太平洋ベルトってどこ?」

と聞かれたときにも、地図が頭に浮かびやすくなります。

白地図を使ってみよう

地理の勉強では、白地図も非常に便利です。

例えば、日本地図を用意して、

1回目は都道府県を書く。

2回目は山地・山脈を書く。

3回目は川を書く。

4回目は平野を書く。

5回目は工業地帯を書く。

というように、何度も書き込んでいきます。

すると、

「この山脈の近くにこの県がある」

「この川はこの平野を流れている」

というように、

地理の知識が立体的につながってきます。

「見るだけ」では覚えにくい

地理の教科書や資料集を、

何度も読み直していませんか?

もちろん、読むことも必要です。

でも、

「読んだ=覚えた」

ではありません。

例えば、「日本の気候区分を覚えよう」

と思って、教科書を3回読んだとします。

その場では、「うん、分かった。」と思う。

ところが、次の日に、「日本海側の気候の特徴は?」

と聞かれると、

「あれ……何だっけ?」となる。

これは、「見たことがある」だけだからです。

思い出す練習をしよう

そこで大切なのが、

「思い出すこと」

です。

教科書を閉じます。

そして、

「日本の気候区分を言ってみよう。」

「北海道では何が盛ん?」

「中京工業地帯はどこ?」

と、自分に質問します。

答えられなかったら、もう一度確認する。

そして、また閉じて思い出す。

これを繰り返します。

これは、

「覚える」ための勉強ではなく、「思い出す」ための勉強

です。

地理は「3周以上学習」と相性がいい

歩実塾では、3周以上学習を推奨しています。

地理も同じです。

1周目

まず全体を理解する。

「この地域にはこんな特徴があるんだ」

と知る。

2周目

覚えていないところを確認する。

「この農産物が出てこない。」

「この工業地帯が覚えられていない。」

というところを見つけます。

3周目~

もう一度、何も見ずに思い出してみる。

そして、

「まだ出てこないところ」を繰り返す。

全部を何度もやる必要はありません。

できないところを、できるようになるまで繰り返す。

これが大切です。

「地理が苦手」ではなく「覚え方が合っていない」のかもしれない

地理が覚えられないと、

「自分は暗記が苦手だ」

と思ってしまうかもしれません。

でも、

暗記力がないから覚えられない

とは限りません。

もしかすると、

覚え方が合っていないだけ

かもしれません。

「北海道=じゃがいも」

だけではなく、

「北海道 → 冷涼 → 広い土地 → 畑作 → じゃがいも・小麦・てんさい」

とつなげる。

「愛知県=自動車」

だけではなく、

「愛知県 → 名古屋 → 中京工業地帯 → 自動車」

とつなげる。

こうすると、知識がバラバラになりません。

地理が得意な子は「地理の話」ができる

地理が得意な子は、

単に言葉を覚えているだけではありません。

「なぜここでこの農業が盛んなのか」

「なぜここに工業が集まっているのか」

「なぜこの地域は雨が多いのか」

という、

「理由」

を説明できることが多いのです。

つまり、

覚える → 理解する → 説明する

という流れがあります。

「北海道は酪農です。」

だけではなく、

「冷涼な気候で、広い土地を利用できるから酪農が盛んです。」

と説明できれば、知識がしっかり身についています。

今日からできる地理の勉強法

地理が苦手なら、まず次のことを試してみてください。

地図を見る

場所を確認する。

「なぜ?」を考える

なぜ、その産業・農業が盛んなのか?

知識をつなげる

場所 → 気候 → 地形 → 産業

のようにつなげる。

教科書を閉じる

何も見ずに思い出す。

間違えたところをもう一度

できたところではなく、

できなかったところを繰り返す。

これだけでも、地理の勉強は変わってきます。

歩実塾から

地理は、ただの暗記科目ではありません。

日本や世界の、

「どこで」

「どんな環境で」

「なぜ、そんな生活や産業があるのか」

を考える科目です。

だから、

「北海道=酪農」

と覚えるだけではなく、

「なぜ北海道で酪農が盛んなの?」

と考えてみてください。

そこから、

気候。

地形。

土地。

産業。

人々の暮らし。

いろいろな知識がつながっていきます。

そして、つながった知識は、バラバラに丸暗記した知識よりも思い出しやすくなります。

地理が覚えられない人へ。

「覚えられない自分」を責めなくても大丈夫です。

まずは、地図を開いてみましょう。

そして、

「なぜ?」

を一つ見つけてみてください。

地理は、覚えるだけの科目ではありません。

「つながると、面白くなる科目」です。

歩実塾では、

「キミの『わからない』を置き去りにしない。」

一つ一つの「なぜ?」を一緒に見つけながら、知識をつなげていきます。

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岡山県倉敷市北畝2-3-45

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