「丸暗記」しても忘れるのは、理由があります
こんにちは、倉敷市北畝の歩実塾です。
中学生から、こんな相談を受けることがあります。
「地理が覚えられません。」
「都道府県を覚えたはずなのに、テストになると思い出せない。」
「山地や川の名前がごちゃごちゃになる。」
「農業の種類が覚えられない。」
「工業地帯の名前と場所が一致しない。」
そして最後には、
「地理って、結局暗記ですよね?」
と言われます。
確かに、地理には覚えなければならないことがたくさんあります。
でも、地理を全部「丸暗記」しようとすると、とても大変です。
実は地理は、「覚える科目」というより、「つなげて理解する科目」なのです。
「北海道=じゃがいも」だけでは覚えにくい
「北海道=じゃがいも」とだけ覚えても、しばらくすると忘れてしまいます。
なぜなら「なぜじゃがいもが作られているのか」を考えていないからです。
「なぜ?」でつなげる
冷涼な気候→広い土地→畑作・酪農→じゃがいも・乳製品
「北海道は酪農」と丸暗記するより、
「だから盛んなんだ」と理由でつなげたほうが記憶に残ります。
今日からできる5ステップ
①地図で場所を確認する
地理の道具は地図帳。「愛知県=自動車」も、地図上で場所を確認すると記憶に残りやすくなります。
②「なぜ?」を考える
なぜその産業・農業が盛んなのか、理由を一緒に考えます。
③場所→気候→地形→産業とつなげる
白地図に都道府県、山地、川、工業地帯を重ねて書き込むと、知識が立体的につながります。
④教科書を閉じて思い出す
「日本海側の気候の特徴は?」など、何も見ずに自分に問いかけます。
⑤できなかったところだけ繰り返す
全部を何度もやる必要はありません。思い出せなかった部分に絞って繰り返します。
思い出す練習をしよう
そこで大切なのが、「思い出すこと」です。
教科書を閉じます。
そして、
「日本の気候区分を言ってみよう。」
「北海道では何が盛ん?」
「中京工業地帯はどこ?」
と、自分に質問します。
答えられなかったら、もう一度確認する。
そして、また閉じて思い出す。
これを繰り返します。
これは、「覚える」ための勉強ではなく、
「思い出す」ための勉強です。
「地理が苦手」ではなく「覚え方が合っていない」のかもしれない
地理が覚えられないと
「自分は暗記が苦手だ」
と思い込んでしまいがちですが、
実際には覚え方が合っていないだけかもしれません。
地理が得意な子は、単語を覚えているのではなく、
「なぜここでこの産業が盛んなのか」
という理由を説明できる子です。
「北海道は酪農です」で止まらず、
「冷涼な気候と広い土地を生かせるから酪農が盛んです」
と言えるようになれば、その知識はしっかり身についている証拠です。
今日からできる地理の勉強法
地理が苦手なら、まず次のことを試してみてください。
① 地図を見る
場所を確認する。
② 「なぜ?」を考える
なぜ、その産業・農業が盛んなのか?
③ 知識をつなげる
場所 → 気候 → 地形 → 産業
のようにつなげる。
④ 教科書を閉じる
何も見ずに思い出す。
⑤ 間違えたところをもう一度
できたところではなく、
できなかったところを繰り返す。
これだけでも、地理の勉強は変わってきます。
歩実塾から
地理は、ただの暗記科目ではありません。
日本や世界の、
「どこで」「どんな環境で」「なぜ、そんな生活や産業があるのか」
を考える科目です。
だから、「北海道=酪農」と覚えるだけではなく、
「なぜ北海道で酪農が盛んなの?」と考えてみてください。
そこから、
気候。
地形。
土地。
産業。
人々の暮らし。
いろいろな知識がつながっていきます。
そして、つながった知識は、バラバラに丸暗記した知識よりも思い出しやすくなります。
地理が覚えられない人へ。
「覚えられない自分」を責めなくても大丈夫です。
まずは、地図を開いてみましょう。
そして、「なぜ?」を一つ見つけてみてください。
地理は、覚えるだけの科目ではありません。
「つながると、面白くなる科目」です。
「キミの『わからない』を置き去りにしない。」
歩実塾では、「勉強ができない」という結果だけを見るのではなく、
どこでつまずいているのかを分解して考えることを大切にしています。
歩実塾では、お子さま一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えながら、
「できた!」という小さな成功体験を積み重ねていきます。