最近、火事が多すぎる。これは偶然なのか?
―― 異常な頻度で続く火災に、私が感じていること ――
ニュースを見るたびに
「また火事か」
と思うことが増えてきた。
山火事、神社の火事。
畜産農家の豚舎・鶏舎の火事。
2025年の春だけで、岩手・岡山・愛媛・熊本・宮崎・長崎と、立て続けに大規模な山林火災が起きた。
岩手県大船渡市では、火が消えるまでに41日かかり、市面積の1割にあたる約3,370ヘクタールが焼失した。
そして2026年に入っても、火災は止まらない。
福岡、愛媛、山口、富山、三重で、由緒ある木造の神社仏閣が炎に包まれる事態が続いている。
5月6日の深夜には、新潟市に300年以上の歴史を持つ古町愛宕神社が焼け、本殿と拝殿はほとんど原型をとどめないほどの被害を受けた。
正直に言う。
私は、これだけの頻度で続くと
「本当に全部、自然発火や不注意なのか?」
と思わずにはいられない。
もちろん、気候的な背景もある。
2025年の冬は全国的に降水量が少なく、乾燥と強風が重なり、火が広がりやすい状況が続いていた。
地球温暖化の影響で、冬場の相対湿度はここ100年で10%近く低下しているというデータもある。
気候の変化は、確かにある。
それは否定しない。
でも、それだけで説明がつくのだろうか。
神社やお寺が、次々と。
しかも、各地で。
しかも、深夜に。
海外のSNSでも、「これは文化的な破壊だ」「誰がやっているのかを突き止めるべきだ」という声が上がっている。
日本人よりも、海外の人の方が敏感に反応していることに、私は複雑な気持ちを覚える。
歴史ある建物が燃えると、何が失われるのか。
建物だけじゃない。
その場所に込められた、何百年という人々の祈りや記憶が消えてしまう。
子どもたちに伝えたい。
「当たり前にそこにあるもの」は、
当たり前ではないのだと。
文化財も。
自然の森も。
畜産農家の生き物たちも。
誰かの努力と、長い時間の積み重ねの上に、ようやく存在している。
原因の究明は、専門家や捜査機関の仕事だ。
私のような塾の先生には、その真相は分からない。
ただ、
「おかしい」と感じた時に
「おかしい」と言える人間でいたい。
そして子どもたちにも、そういう大人になってほしいと思っている。
情報を疑わず、かといって陰謀論にも流されず。
自分の目と感覚を持って、社会を見ていける人間に。