「答えを知っている」より、「考える道筋」を持つ子に。
― 勉強の意味が、静かに変わっている ―
2025年から、大学入学共通テストに
「情報Ⅰ」という科目が加わりました。
プログラミングやデータ分析が
受験科目になった時代です。
でも私が注目しているのは、
科目が増えたことではありません。
① 「何を知っているか」から「どう考えるか」へ
今の教育が向かっているのは、
「答えを素早く出せる子」ではなく、
「なぜその答えになるかを説明できる子」です。
AIが答えを出してくれる時代だからこそ、
「自分の頭で筋道を立てる力」が
かえって重要になっています。
10になる計算式は何通りもある。
2+8でも、5+5でも、1+9でも正解。
でも「この場面では何が一番適しているか」を
判断するのは、人間の仕事です。
② 私が20年以上大切にしてきたこと
私が指導の中で、ずっと大切にしていることがあります。
答えを教える前に、
「どこで詰まってる?」と聞くこと。
「どうやって考えた?」と聞くこと。
間違えた子に「なんで間違えたの?」ではなく、
「どういうふうに考えたの?」と聞くこと。
その積み重ねが、
テストが変わっても、時代が変わっても
揺るがない力になります。
③ 家庭でできる、小さな習慣
難しいことは何もいりません。
宿題を見るとき、
「合ってる?」ではなく
「どうやって解いたの?」と聞いてみる。
テストが返ってきたとき、
「点数は何点?」ではなく
「どこで間違えたかわかる?」と聞いてみる。
その一言が、
子どもの「考える筋肉」を育てます。
最後に
点数が上がることは大切です。
でも私が本当に見ているのは、
「この子は自分で考えられるようになったか」です。
それは、一朝一夕には育ちません。
でも、必ず育ちます。
時間をかけて、一緒に育てていきましょう。