
SNS依存からの脱却方法
近年、中高生の間でSNS依存が深刻化しています。「勉強よりSNSを優先する」「気づけば何時間もスマホを見てしまう」といった状態は、学力や生活習慣に大きな悪影響を及ぼします。ここでは、保護者の方が知っておくべきSNS依存からの脱却方法をまとめました。
SNS依存がもたらす悪影響
- 勉強時間の減少
- 睡眠不足による集中力低下
- 読解力や思考力の衰え
- 家族や友人とのコミュニケーション不足
倉敷市の高校入試では、学力検査の点数だけでなく内申点(授業態度・提出物など)が重視されます。SNS依存が続けば、入試に直結する成績にも影響しかねません。
脱却のための具体的な方法
① 利用時間を「見える化」する
スマホのスクリーンタイム機能を使って、実際にどれくらいSNSに時間を使っているか確認します。数字で意識することが第一歩です。
② 利用時間にルールを決める
「夜10時以降は利用しない」「勉強が終わってから30分だけ」など、家庭でルールを設定しましょう。守れたら褒めることで習慣化につながります。
③ 置き場所を変える
勉強中や就寝時は、スマホを別の部屋に置くようにします。手元にあると、無意識に触ってしまうことを防げます。
④ 代替行動を見つける
SNSを見る代わりに、読書・運動・趣味など「気分転換になる活動」を提案しましょう。特に運動はストレス発散にも効果的です。
⑤ 家族と一緒に取り組む
子どもだけでなく、家族も「スマホをダラダラ見ない」習慣を共有すると効果が高まります。
海外での取り組み
フランスでは学校内でスマホ利用を原則禁止にし、学習に集中できる環境を整えています。アメリカやイギリスの学校でも「スマホフリーデー」を導入するなど、依存防止の工夫が行われています。日本でも今後、同様の対策が求められるでしょう。
まとめ
SNSは便利で楽しい一方で、使いすぎれば学習や生活リズムに悪影響を与えます。大切なのは「完全に禁止すること」ではなく、「上手にコントロールする力」を育てることです。家庭でルールを決め、保護者が一緒に取り組むことで、子どもは自然とSNSとの適切な距離感を学んでいきます。
歩実塾からのお知らせ
歩実塾では、学習指導に加えて、スマホやSNSの利用方法についてもご家庭と一緒に考えています。単なる勉強のサポートだけでなく、生活習慣を整えることでお子さまが安心して学習に取り組めるよう、保護者の方をサポートいたします。