
SNS利用と学習への影響
スマートフォンの普及に伴い、中高生の多くがSNSを日常的に利用しています。友人とのつながりや情報収集に便利な一方で、「勉強時間が減る」「集中力が続かない」といった問題も報告されています。倉敷市の保護者の皆さまに向けて、SNS利用が学習に与える影響と注意点を整理しました。
SNS利用が学習に与えるデメリット
① 勉強時間の減少
SNSは手軽にアクセスできるため、気づけば長時間利用してしまい、勉強時間が大幅に減るケースがあります。特に入試前は「あと少しの時間」が合否を分けるため、時間管理が重要です。
② 集中力の低下
短い動画や投稿に慣れてしまうと、長文を読む力や集中して考える力が弱まる可能性があります。これは内申点に関わる授業態度や読解力にも影響を及ぼすことがあります。
③ 睡眠不足
夜遅くまでSNSを利用すると、睡眠時間が削られ、翌日の授業に集中できないことがあります。結果として成績や内申点の低下につながりかねません。
SNS利用のメリットもある
一方で、SNSを完全に否定する必要はありません。教育関連アカウントを活用すれば、学習のヒントや入試情報を手軽に得られることもあります。また、仲間同士で励まし合う場として有効に機能する場合もあります。
保護者ができるサポート
- 利用時間にルールを設ける(例:夜10時以降は利用しない)
- リビングなど家族の目が届く場所で使わせる
- 学習用アプリや教育SNSの利用を勧める
- 「時間を奪われる危険」について家庭で話し合う
子どもに「禁止」するよりも、「どう使うか」を一緒に考えることが大切です。
海外での動向
海外の一部の学校では、スマホやSNS利用が成績に悪影響を与えるとの研究結果から、校内での利用を制限する取り組みが広がっています。例えばフランスでは義務教育期間中のスマホ持ち込みを原則禁止するなど、学習環境を守る政策も導入されています。
まとめ
SNSは現代の子どもたちにとって欠かせないコミュニケーション手段ですが、使いすぎると勉強や生活リズムに悪影響を及ぼします。保護者が適切に関わり、利用ルールを設けることで、子どもはSNSのメリットを活かしつつ、学習習慣も守ることができます。
歩実塾からのお知らせ
歩実塾では、学習指導とともに「生活習慣づくり」についてもサポートしています。SNSやスマホ利用に悩むご家庭に対しても、学習時間の確保や集中力アップのための具体的なアドバイスを行い、安心して子育てに取り組めるようお手伝いしています。