流行は“誰かの意図”でつくられる — 流されないための、小さな視点
街を歩くと、同じ色、同じ形の服が並び、気がつけば誰もが似たような格好をしている。
SNSを開けば、「今年のトレンド」「今買うべき○○」という言葉が流れ込み、
まるで“最新を追い続けなければいけない”ような空気さえ感じることがあります。
でも、ふと立ち止まって考えると——
流行って、本当に私たちが自然に求めたものなのか?
私は、昔からこの疑問を感じてきました。
■ 流行には、必ず“仕掛ける人”がいる
ファッションに限らず、食べ物、雑貨、イベント…
どんな「流行」にも共通していることがあります。
それは、
“流行らせたい人”が必ずいるということ。
- 商品を売りたい企業
- 影響力を持つインフルエンサー
- 新たな市場をつくりたい業界
- 利益を得たい人たち
流行は自然発生ではなく、
“流れを作る人”の意図が必ず背景にあるのです。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
商売とは、そういうものですから。
ただ——
私たちは「流行っているから選ぶ」以外の視点も持てる。
そう気づくだけで、見える世界は変わってきます。
■ 流行に乗るかどうかを自分で選ぶ
人はみんな違う価値観を持ち、違う生活をしています。
なのに「全員が同じ方向を向く」ことが、本当に良いことでしょうか?
流行の裏側には、必ず誰かの思惑があります。
- “売りたい人”が作ったブーム
- “得をする人”が引いたレール
- “仕掛けられた話題”を追う空気
それに気づくだけで、
“自分の目”で物事を選ぶ力が育ちます。
流行を楽しむのも良い。
流行を横目に、自分の好きなものを選ぶのも良い。
大切なのは、
「流されて選ぶ」のか「自分で選ぶ」のか。
ここに、人としての成長が宿るように思います。
■ 流行が教えてくれる、もう一つの学び
流行は、人の心を映す鏡でもあります。
- 不安な時代には、癒し系の色が流行る
- 経済が沈むと、長く使える定番が好まれる
- SNSが広がると、写真映えの服が売れる
流行を少し引いた目で見てみると、
社会の動きや人々の心理が透けてみえるのです。
子どもたちにも、こういう視点を持ってほしいと願います。
「流行っているから」
「みんなが買っているから」
ではなく、
「自分はどう感じる?」 「本当に必要?」
と、一度立ち止まれる力。
これは生きていく上で、とても大切な習慣です。
■ まとめ:流行は楽しんでいい。でも、流されなくていい。
流行を楽しむのは、人生の彩りです。
でも、流行に“選ばされる”必要はありません。
流行の背景には、誰かの意図、産業の構造、社会の心理がある。
そこに気づけるだけで、
ものを見る目も、人としての器も大きくなると私は感じます。
流行に乗るかどうかは、自分で決められる。
その感覚を大切にしていきたいですね。