子どもが「自分で立ち上がる瞬間」― 変化は、静かにやってくる
塾をしていると、
「いつから変わったんですか?」
と聞かれることがあります。
でも正直に言うと、
はっきりとした瞬間はありません。
子どもが立ち上がる時は、
拍手も、合図もなく、
とても静かです。
ある日、突然できるようになるわけではない
自分から自習室に来る。
質問をする。
机に向かう時間が少し増える。
どれも小さな変化です。
でも、その裏には
・迷い
・焦り
・悔しさ
・諦めかけた気持ち
そんな時間が、
必ず積み重なっています。
立ち上がる前には、必ず“止まる時間”がある
動けなくなる時期を
「停滞」と見るか
「準備」と見るか。
ここが、
大人の分かれ道だと感じています。
止まっているように見えて、
心の中では、
必死に整理をしています。
大人ができることは、待つことだけ
励ましすぎず、
急かしすぎず、
答えを渡しすぎず。
「信じてるよ」
この空気だけが、
子どもを前に進ませます。
最後に
自分で立ち上がった子は、
強いです。
なぜなら、
誰かに引っ張られたのではなく、
自分の足で選んだから。
その力は、
勉強だけで終わりません。