スマホが奪っているもの
― 静かに考える時間 ―
今の子どもたちは、
生まれた時から
スマホやタブレットのある世界で育っています。
分からないことがあれば、
すぐに調べることができます。
動画も見られる。
ゲームもできる。
友達ともすぐに連絡が取れる。
とても便利な道具です。
しかし、
便利なものには
必ず影もあります。
それは、
考える時間が減ってしまうことです。
昔は、
分からないことがあると
すぐには答えが出ませんでした。
辞書を引いたり、
本を探したり、
先生に聞いたり。
少し時間がかかりました。
でもその時間の中で、
人は
考える力を
育てていたのだと思います。
例えば、
宿題をしている時。
分からない問題が出てくると
すぐにスマホで調べてしまう。
答えはすぐに出てきます。
でも、
なぜその答えになるのか
そこまで考える時間は
少なくなってしまいます。
考える力というのは、
少しの「困る時間」の中で
育っていきます。
分からない。
どうしよう。
少し悩んでみる。
違うやり方を考えてみる。
そして
「あ、分かった!」
その瞬間に
人は成長します。
すぐに答えを知ることは
とても便利です。
でも、
そればかりになると
自分で考える力が
弱くなってしまうこともあります。
塾でも、
時々こういう場面があります。
「先生、答え教えて」
そう聞かれることがあります。
でも私は
すぐに答えを言わないことがあります。
「どう思う?」
「もう一回考えてみようか」
そう声をかけることがあります。
少し厳しく感じるかもしれません。
でもそれは、
その子の
考える力を育てたい
と思っているからです。
スマホは
とても便利な道具です。
これからの時代、
なくなることはありません。
だからこそ、
大切なのは
使い方
です。
すぐに答えを見る前に、
少し考えてみる。
そんな時間を
大切にしてほしいと思います。
静かに考える時間。
それは、
人を成長させる
大切な時間です。
子どもたちが
その時間を少しでも持てるように。
そんな思いで、
今日も塾で
子どもたちと向き合っていきます。