お茶の健康について、少し立ち止まって振り返ってみよう
日本人にとって「お茶」は、ただの飲み物ではありません。
食事の横にいつもある“当たり前”であり、
おばあちゃん家の匂いでもあり、
ほっと一息つく時の「安心そのもの」でもあります。
でも最近、私はふと思うのです。
── あれほど身近だったお茶の健康価値を、
私たちはどれほど理解しているだろうか? と。
コーヒーや紅茶、流行の飲み物や、刺激の強い甘いドリンクが並ぶ現代。
だからこそ、一度お茶について振り返ってみたいと思います。
■ 昔の日本人は、お茶で体を守っていた
お茶が日本で広まったのは、平安時代。
そのきっかけは 「薬」として飲まれていたから です。
戦国武将たちも、侍も、農民も、
お茶を“身体を整えるもの”として飲んできました。
- 風邪を引きにくくなる
- 胃腸が落ち着く
- 眠気を軽くし、集中力が高まる
- 心が落ち着く
昔の人は経験的に、
お茶の力をよく理解していたのでしょう。
■ お茶の力①:集中力を高める「カフェインとテアニン」
コーヒーのようにドンと刺激を与えるのではなく、
お茶は 「静かに集中させてくれる」 不思議な飲み物です。
その秘密は、
- カフェイン
- リラックス成分「テアニン」
この二つの組み合わせ。
テアニンが興奮を抑えてくれるから、
受験勉強にも、仕事にも、
お茶は“あたたかい相棒”になってくれるのです。
子どもにも安心して飲ませられるのは、
この穏やかさのおかげでしょう。
■ お茶の力②:殺菌作用と免疫へのサポート
風邪が流行る季節に、
「緑茶でうがいするといい」
と言われることがあります。
あれは迷信ではなく、
カテキンの殺菌作用が科学的に証明されているから。
- 風邪
- インフルエンザ
- 口内の菌
これらに対して“盾”となり、
昔の人が自然と飲んでいた理由が、現代でようやく分かり始めています。
■ お茶の力③:ストレスと心のケア
お茶を飲むと、なぜか落ち着く。
これはテアニンが脳に届き、
“緊張をほぐし、心を穏やかにしてくれる”から。
忙しい日ほど、
スマホで頭がいっぱいの日ほど、
本当はお茶を飲む時間が必要なのかもしれません。
「ゆっくりお茶を飲む」という行為そのものに、
心の余白が生まれるのだと思います。
■ 「お茶を飲む習慣」は、健康よりも“生き方”を整える
もちろん、お茶にはメリットがたくさんあります。
- カロリーゼロ
- 添加物なし
- 体に優しい
- 毎日飲める
- 日本の水に合う
ですが、私がいちばん感じる価値は、
“丁寧な時間が生まれる”ことです。
急須を出し、茶葉を入れ、お湯を注ぐ。
その数十秒の間に、
呼吸が整い、思考が整理されていく。
お茶は、健康と同じくらい、
心の姿勢を整えてくれる飲み物なのだと思います。
■ 子どもたちにも「お茶のある暮らし」を
今の時代、甘い飲み物やエナジードリンクが増え、
子どもたちの味覚も体調も崩れやすくなっています。
だからこそ、
家庭に「お茶の習慣」が戻れば、
子どもの心も体も、自然と整っていく。
- イライラしにくくなる
- 落ち着いて勉強ができる
- 睡眠の質が変わる
- 食生活が少しずつ整う
お茶を飲むことは、
ただ健康のためだけでなく、
“生きるリズム”をつくることにもつながります。
■ 最後に
流行の飲み物に囲まれる時代だからこそ、
お茶の価値を改めて見直す時期なのかもしれません。
お茶は、健康を守り、心を整え、
家族の会話を生み、
生活のリズムをつくってくれる。
あなたの家にも、
昔からある健康法が、そっと置かれているのです。